ノコノオト noko_note

nokoの雑記帳  あれこれつれづれ

あなたが子供だった頃、わたしはもう大人だった

 

初めて読む作家さんの作品。

 

おとぎ話を読んだのかな、と読後に思った。

 

読むという行為が空の上から登場人物の家を俯瞰しているようで、

その隣に作者もいっしょにホバリングしているような、そんな感じ。

 

作中に書かれていた12歳年上の妻の言葉。

 

「あなたがいなくなったあとを考えると」

 

そのあとの文章がひらがなで書き綴られているのも、

雲の上の出来事のよう。

 

「あなたがいなくなったあととは、わたしがいなくなったあとのことでもあった。

 

あなたは、わたし。 わたしはあなた。

 

それぞれの立場を入れ替えて読んでみると老境の切なさを感じた。

 

最後のシーンでほのぼのするものの、

 

やはり

 

おとぎ話を読んだんだな。

 

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猫かと思っていたら、、、

表紙の絵、たぬき!

 

読み終わってから気がついた。

 

 

低反発枕は水洗いできるのか?

実在のものをキレイにすることで、

イライラ、もやもやをスッキリできる!と気づいた私。

 

部屋の掃除もいいけれど、もう少しコンパクトなものがいいなー。

そうだ、ずうっと気になっていた夫の低反発枕をキレイにしよう!

 

さっそくネットで「低反発枕 洗濯」で検索すると、

がびーん、「水洗い不可」ですと。

 

うすうす気づいてはいたんですよね。

ウレタン素材は水を含むと「加水分解」し、ぼろぼろになると。

だから水洗いなんてもってのほか!

日光にあたっても同じくぼろぼろに。

だから、日陰で干してきましたよ。

カバーもマメに洗濯してきました。

 

けれど、

 

本体が

 

なんとも

 

くさーーーーい。

 

加齢臭ですよ。

 

頭の匂いですよ。

 

いやですよ。

 

このままじゃあ。

 

新しいのを買えばいいけれど、

 

今は「スッキリ」するためにこの枕をどうにかしたい。

 

再び、ネットを調べてみると、

中性洗剤を含ませたタオル布を固く絞ってそれで枕を拭き、陰干しする、と。

 

よし!

 

やってみよう。

 

固く絞ったタオル布をゴシゴシではなく、

広げて枕にぎゅーっと押し付けて

汚れをタオルに吸い上げる感じで。

 

これを何度か繰り返して、タオルを洗うと、なななんと汚れてる。

つまりは枕の汚れが取れた、ってこと?

 

すすぎのために水で絞ったタオルでギューッと押さえて拭く。

 

そして、日陰干し、今日はできないのでサーキュレーターの前に置く。

 

うわっ!

 

いいかも、よくなったかも。

 

完璧とは言えないけれど、匂いが和らいでいます。

 

乾かしたのち、あと数回同じ作業をやってみよう。

 

ああ、ちょっとすっきりした。

 

気持ちもね。

 

これって、仏教の「作務」の修行と同じことなのかしら?

 

心と掃除(きれいにすること)は通じているって言いますものね。

 

 

 

 

 

イライラしないでコーヒーブレイク

今日は、お気に入りのお店で買った

エンガディナーというクルミのお菓子でコーヒータイム。

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美味しいエンガディナー

骨董市で買った豆皿にのせて、

コーヒーは濃いめに淹れて小鹿田焼の豆湯飲みでで飲みましょう。

 

針目が不ぞろいなティマットは手作りです。

端んぱな布と時間を使ってチクチク縫いました。

この縫う時間も癒しになるのですよね。

 

そんなお気に入りたちにセットして、お菓子をいただきまーす。

 

ああ、おいしい。

 

クルミのお菓子が好きなので、鎌倉・紅谷のクルミっ子や長野県東御市にある花岡のくるみ菓子を好んで食べますが、いつでも手に入るわけではないのでこのエンガディナーはご近所の焼菓子屋さんで作られているので嬉しい限りです。

けれど、競争率が高くて午後に行くと売り切れのこともあるので買えたときの喜びはひとしおです。

 

ああ、しあわせ~。

 

これで、イライラも少し収まったかな。

 

何にイラついていたのかって?

 

え~、聞いちゃう?

 

言っちゃう?

 

またまた、発散しちゃう?

 

ええ、ええ、そうですよ。

 

あの件ですよ。

昨日、書いた三兄から、メールの返事が届きました。

 

「いろいろご苦労さまです。退院したんですね。

  こちらも気にはなっているので、また状況を連絡してください。」

 

以上。

 

別にふつーな文面ですよ。

ご苦労様と労ってくれていますよ。

 

でも、なぜでしょうねー。

 

イラっとしてしまうのは。

 

了見 狭いんですね、ワタシ。

 

母の介護のキーパーソンは私なのだから、仕方ないとは言え、なんかねぇ。

 

三兄は、「できることがあったら、言ってください。」とよく言います。

 

何ができるかを自分では考えない、提案もしない。

それは主たる私を立ててくれている思いやりなんだろうけれど、

自主的に自分の母のことを考えることはないのかな?

脇にたつことで支えてくれているようで、

そこに立っているおかげで狭くなり、

こちらがふらついてしまう気がするのです。

 

とは言え、もし何か提案してきたら、それはそれでイラっとしてそうですけど、

 

ワタシ。(←メンドクセー)

 

 

母とわたしの関係は、二人で築いてきたわけで、

 

母と兄の関係を、私が築くことはできないのですよね。

 

「俺、どうしたら いい?」

 

それを決めるのは、兄自身なのですよね。

 

兄たちの気持ちの安定のために、

いろいろと配慮することまでは私はできないなー。

 

傍観者でいたい兄の態度にイラっとしてしまったわけで。

 

あー。

 

コーヒーもう一杯飲んじゃおう!

 

 

 

愚痴りまーす。😓

今日は、愚痴です。

(あっ、今日だけではなく、いつも そうかな?)

 

Hapoさんの老人ホームへの引越しが終わり1週間が過ぎました。

 

↓このホームを一緒に見学に行った三兄から昨日メールがきました。

hapo-mina.hatenablog.com

 

「10月になりましたが、状況を教えてください」と。

 

そうね、10月になったわね。

Hapoさんの入院のタイムリミットは10月1日だと知っているわよね。

今日はもう7日よね。

 

病院には居られないわよね。

自宅に帰って一人暮らしをしていると思っているのかな?

私が一緒に住んで介護をしていると思っているのかな?

 

生きていくことは、途切れることなく営みが続くこと。

 

見守りが必要で、ひとりで行動しにくくなったHapoさんに負担がかからないような状況をつくらなければいけないということを与するために、施設やリハビリの見学に一緒に行ってもらっていたのですよ。

 

こちらから、退院日や引越日を伝えるべきだったのかもしれません。

 

けれど、そういう気持ちになれませんでした。

 

聞いてくるなら退院前ではないのかしら?

 

退院後のHapoさんと話したときも、三男(ほかの息子も)は、

この件から外してほしいと言われました。

 

というか、いつもHapoさんは娘(私)以外を

Hapoさんの介護に関する件に関わらせるなと言います。

 

私にしてみれば、Hapoさんの子供は私ひとりではないのだから、

私以外の兄弟にも負担や分担をしてもらいたいと思うですが。

結局、Hapoさんの言い分に押し切られてきました。

 

けれど、今回の件は、私もHapoさんと同意見です。

 

他の兄弟を加えたところで話が面倒になるし、

手助けにもならないと思うことがあったためです。

 

 

結局その足りない部分を私の夫に補ってもらうことで

事が先に進むほうが楽だと、Hapoさんも私も、夫も思いました。

 

かつて、Hapoさんが「実の息子より、義理の息子によっぽど世話になっている。」

と言っていると実の息子たちに伝えたことがありますが、

それを聞かされた息子たちは、

 

「そんなひどいことを言うなよ。傷つくなー」

「そうか、じゃあそのまま頼むな。」

「オレ、金ないから」

 

これまた三者三様。

 

手(労力)やお金を提供できないのならば、

せめて心の理解を示してほしいと思うのは私のわがままなのでしょうか。

 

 

 

これがHapoさんの言った「諦める」ということなら

 

受け容れてまいりましょう。

 

 

「Hapoさんがホームに入居して1週間が経ちました。」

 

と、三兄に返信しましょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お断りの電話、、、。

Hapoさんが、住宅型有料老人ホームに転居して1週間が経ちました。

 

コロナで会えないけど、どうしているかな?

 

 

住むところに落ち着きましたが、これで介護がおしまいということではありません。

 

諸手続きもまだ残っています。

 

そのひとつ、申し込みをしていた「介護老人保健施設」の

キャンセルをしなければいけません。

hapo-mina.hatenablog.com

↑の記事で書いた老健へのお断りです。

断るというのは、どんな時でも気が重いもの。

 

そんなことを考えていたら私の心を覗くかのように

その施設の担当の方から電話がありました。

 

「4人部屋ですが、そろそろ空きそうですが、どうなさいますか?

  住宅型老人ホームへの入居も考えておられるとも伺っていますが。」

 

伺ってらっしゃるのね。 病院との情報共有が素晴らしいわ。

 

けど、「考えている」ではなくて、もう引越しちゃったもんねぇ~。

とは、言えず。

 

「せっかくのご案内ですが、住宅型の方へ入居しようかと思いますので

  そちらの申し込みはキャンセルさせてください。」と伝えました。

 

すると、

「はい、は~い。承知しました。」と軽く終了。

 

このパターン、先方はきっと慣れていらっしゃるのでしょうね。

 

こちらに負担が残らないように、明るく電話を終えて下さってよかったです。

 

これでひとつケリがつきました。

 

ホッ。

 

次は、何をすればいいのかな?

 

慌てずにボチボチ進みましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕飯後に起きていられない体に

今週のお題「運動不足」

 

不足してます、運動。

 

Hapoさん(母)の現状を見て、廃用症候群にならないように

今から気を付けなければ! と思っているのに。

 

夕飯を食べ終わると、とろ~り眠くなり。30分ほどのうたた寝をしてしまう。

 

今までこんなことはなく、

基本的に昼寝や、うたた寝はほとんどしない生活を過ごしていたのに。

 

運動不足に睡眠不足が加わってしまっているのでしょうか。

 

今年に入ってストレスたまってしまっていて

体は正直だから

休息を求めているのかしら。

 

ほどよく動いて体を疲れさせて、夜に深い眠りにつけば夕食後のうたた寝

なくなるかな?

 

けど、そのうたた寝の間に、夫が気を効かせて食器洗いをしてくれているので

うたた寝ならぬ、タヌキ寝入りをしたくなる。

 

日中は最低でも6000歩歩くようにして、多いと1万歩以上歩くこともあります。

TV体操とストレッチもしているんだけれどな~。

 

それでもまだ運動不足なのでしょうね。

 

もっとも不足しているのは、おしゃべりかも~。

 

友達との対面のおしゃべりはほとんどゼロ。

 

これって運動不足の一番の原因になっている気がしまーす。

 

本のジャンル

この1年で読む本のジャンルが大きく変わりました。

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「対象年齢」高めの本

介護食や加齢に関する本。漫画の主人公さえも高齢者。

私の周りは80歳以上の人に囲まれている気がする。

 

同じ本を30年前に手にしたら、最後まで読むことはできなかったし、そもそも手にすることはなかったと思う。

 

年齢とともに環境や興味、必要な情報は変わるのだなとしみじみ思います。

 

 

Hapoさんが、流動食しか食べられなくても食べたくなる盛り付けをしたいと思って手にした本。 実際の現場で作っているレシピなので分量が10人分なので、必要な量に換算するのがちょっと手間でしたが、ゲル化剤を利用することで常食とかわらぬ見た目の料理を作れることを学べたのがよかったです。

 

副題の「加齢で得るもの、失うもの」の言葉に惹かれて手にした本。

Hapoさんがいるからこそ理解できる内容で、寿命と健康年齢との差が約10年あり、その健康でない10年をどう悔いなく生きるかを考えなくてはいけないと課題を与えられました。認知機能は加齢とともに低下するけれどそのこと自体が幸福感や精神的健康に影響を及ぼすものではないということに希望があります。

 

以前、認知症になった人に友人が「それがどうした」と言葉をかけるというTVのCMを見たことがありますが、認知症でその人が否定される必要はないと感じました。

 

漫画を読むのは久しぶりです。

80歳の女性が主人公。体に多少の不具合を感じながらも健康寿命中の主人公の生活はアクティブです。 こういう高齢者が漫画の題材になるということが現実の高齢化社会を写しているなぁと思います。この漫画、どんな年齢層の方が読んでいるのでしょうね。 老いも若きも読んでいるのかしら?

 

本とは関係ありませんが、私の最高齢の友人は86歳の方でした。当時私は36歳で年齢差ナント50歳。出会ったのは病院の外来待合室。待ち時間が長くてお隣に座っていらしたその方とおしゃべりをしてすごしました。小柄でお上品な大奥様という感じの方でしたが、卓球を現役で週1で楽しんでいらっしゃるとか。私も学生時代に卓球をしていたので話が弾み、その方の娘さんが私の家の近くということもありその後もお会いしたり手紙のやりとりをしたりしました。残念ながら永眠されてしまいましたが、今でもこうやって書きたくなるほど懐かしく思い出すことがあります。

 

本だけではなく、実生活でも年齢層が高めの生活をしているのね、ワタシ。

 

新旧、いや老若 織り交ぜて楽しい人生を過ごしましょう。