四日目の朝は雨。
3泊お世話になったビジネスホテルをチェックアウトして姫路駅へ向かいます。 駅まではアーケードの商店街を通って行ったので雨に濡れずにすみました。
東西にアーケード商店街がいくつもあるのが姫路駅前の特徴かもしれません。

さよ~なら~ 姫路城~ 楽しかったよ~ (@^^)/~~~
さて、今日と明日は鉄道とバスをちゃんと乗り継げるかが重要です。
乗り過ごしたり、乗り遅れたりしないようにしなくては!
姫路駅から赤い車両がキュートなJR播但線(ばんたんせん)に乗り、

香呂(こうろ)駅で下車。

ここにはコインロッカーがないので、リュックを背負って徒歩15分ほどの場所にある「日本玩具博物館」に向かいます。

途中、創館当時の「井上玩具館」の案内板を見つけて、矢印通りに進み、

雨が降っているものの傘をさすほどではなく、ほとんど濡れずに到着しました。
受付で入館料800円を払い、靴を脱いでスリッパに履き替えて見学します。
受付の方にリュックの預かりをお願いすると快く受けてくださり、身軽に見学することができました。
白壁の土蔵造りの展示室が6か所ありますが、先ずは一番見たかった郷土玩具を展示している4号館1階へ。
日本国内の北から南までの郷土玩具がズラリと並んでいます。


↑ 北海道~青森 自分も持っているのを見つけると嬉しい!
今までも郷土玩具を展示する場所へ行って見てきましたが、初めて見るものがたくさんあります~。

↑ 信州中野のこの人形と、
↓埼玉の船渡(ふなと)張子のぶら下がり人形。

手前の右は「松茸背負いおかめ」、、う~ん キッチュだぁ~(^^ゞ
その左の傘を差しているのは「藤娘」。藤の花の名所の亀戸天神の土産物として人気があったそうです。
↓ 東京、神奈川あたりのものが飾られています。
みみずくは知っていますが、他は知らないものばかり。

岡村天満宮の天神様、奥のダルマも、上の段の水色の服を着た人形も。
今は作られていないようですから、どれも貴重な品々です。
↓ こちらは大阪~兵庫

展示品に見入っていると、館長さんが登場して解説をしてくださいました。
ここのコレクションは自分で集めたものや蒐集家からの寄贈品なのだそうです。
「好きな方」って全国にいっぱい、いらっしゃるのですね~。
ワタシもそのうちの隅っこの一人かな(^^ゞ
展示室を3周して(←どんだけ、好きなん?)、、、
時間を忘れて熱中した時間は、
大人になっても忘れない、純粋なときめきの時間でした。
次は、4号館2階の世界の玩具展示を見ます。

1階の「郷土玩具」の展示とはやはり、テイストが異なります。




たくさんある中で、この子たちが気になりました。
人形の家のトチー人形のようで手前の二人をそろって連れて帰りたくなりました。

奥の二つは、ほとんど「こけし」ですね~。
ここは、「郷土玩具館」ではなくて「玩具博物館」なんですよね。
おもちゃといわれる品々、実際に子供時代に遊んだ「おもちゃ」も1号館から3号館に展示されています。

小学生の頃に遊んだリカちゃん人形もありました。
ワタシが持っていたハウスはもっと大きかったのよ~(^^)
グリコのおまけも展示されていました。

ワタシもたくさん集めてました。 懐かしいなぁ。
6号館の企画展示は、
「ふるさとの節句人形」~上巳・端午・七夕~
「節」は季節の変わり目を表していて、その頃に良くないことが起きるとされていたため、それを避けるために「節句」として行事が行われるようになったそうです。
「上巳の節句」は、ふるさとの雛人形

「端午の節句」は、ふるさとの武者人形

「七夕」は、ふるさとの七夕飾り



なかでも気になったのが「七夕飾り」です。
「短冊に願い事を書いて笹竹に吊るす」だけではない飾りが、展示されていました。
長野県松本にの着物掛け型の七夕人形は知っていましたが、兵庫県生野の紙衣の七夕人形がとてもカラフルで素敵でした。 今年は我が家でも紙衣を真似て飾ってみたいと思いました。
もうひとつ、小テーマの「神戸人形」も初めて見るものでした。


明治時代中頃に神戸で誕生したからくり人形です。
台の上の人形が、首を振り、酒を飲み、西瓜を食べ、、、とその滑稽な動きは神戸を訪れる観光客に人気を博し、神戸港から世界へ旅立っていったそうです。
戦後には生産の危機があったそうですが、現在は令和らしい作風を加えた人形が誕生しているそうです。
見どころいっぱいの博物館。ここでも2時間以上を費やしましたが、帰りの電車までまだ時間があったので、5号館のランプの館で休憩させてもらいました。 ここでは、持参のお弁当を食べることも可能だそうです。
雨が小降りになったのを見計らって、受付に預けていたリュックを受け取りに行くと、「雨の中、駅までの道をリュックを背負って歩いて行くのは大変だから」と職員の方が、自家用車で駅まで送ってくださると言ってくださいました。
まだ、時間はたっぷりあるし、雨具も持っているので大丈夫です、とお伝えしたのですが、「どうぞご遠慮なく」と仰ってくださったのでご厚意に甘えて車中の人となりました。
車内では「郷土玩具が好きで、ずっとこちらの博物館に来たいと持っていて、やっと念願が叶いました。 そのうえこのようなご親切をいただいて、本当に良い思い出になりました。ありがとうございます。」とお伝えすると、
「どちらから? これからどちらへ?」と聞かれ、この旅行の行程をお伝えすると、「いいですね~。この先もお気をつけて、楽しんでくださいね。」と温かいお言葉をいただきました。
ほどなく香呂駅に到着し、乗る列車が何番線に来るのかを調べてくださり、「まだ少し時間があるから、駅前のパン屋さんはおいしくてお勧めですよ」と教えてくださって、さっそうと帰っていかれました。
おかげさまで、雨に濡れずに駅まで到着することができました。
職員の方のお声がけはまさに、「恵みの雨」で、旅先で頂いた「ご親切のサプライズギフト」でした。
日本玩具博物館といえば、昔ながらの素朴な手作りの玩具や、世界中の色鮮やかな伝承玩具が大切に守られている、まさに「人の手の温もり」が詰まった素晴らしい場所です。そんな素敵な場所を守り、伝えている職員の方々だからこそ、そこを訪れる旅人に対しても、自然とこんな風に温かく、おおらかなお心遣いをしてくだっさたのだと思います。
ほんとうにありがとうございました。
おすすめのパン屋さんでパンを買い、列車内でほおばって今夜の宿へ向かいました。

播但線の車窓。
mieさんのお話しされていた通り、
窓に枝がバンバン!あたって大迫力でした(^^)
japan-toy-museum.org