老母の握力

介護の入り口。老母(ローボ)と老娘(ロームス)のつれづれ。

介護とアドラー心理学

オットが今読んでいるのは、

 

「介護のためのアドラー心理学

 

 

自身のため、Hapoさんのため、そして妻のため

 

と思ったのか、思わなかったのか、、、は

 

聞いていないので不明ですが、

 

どこかに共有の気持ちを持ってくれているのはありがたい。

 

著者の岸見一郎先生は、NHKの「100分de名著」で

 

「人生の意味の心理学」を読み解き

 

アドラーで人生が変わる

 

個人はもとより世界が変わる

 

アドラー心理学を学ばないともったいない

 

とお話しされていました。

 

近著では、「老後に備えない生き方」も書かれています。

 

 

介護に老後、どちらも気になるテーマばかり。

 

けっきょく、自分がどうするか、

 

自分の問題なのだけれど、

 

その意味付けがわかると、先が開けてくる

 

 

人生が困難なのではない、

 

あなたが人生を困難にしている

 

人生は極めてシンプルなのだ。

 

 

アドラーのそんな言葉が生き方のヒントになることを

 

岸見先生の著書が指し示してくれています。

 

 

 

 

 

Hapoさん(母)が孫とやりたかったこと

先日の通院で、車に乗っていた時のこと。

 

道路を走るバイクを見て

 

「孫をサイドカーに乗せてツーリングするのが夢だったのにねぇ。

 できなかったわね~。サイドカーになんて、そんなこと言う

 おばあちゃんなんてなかなか居ないわよねぇ。

 むかしから、人とおなじことは面白いと思わなかったのよね。」

 

「あら、お孫ちゃんは無理だったけど、バイクの後ろに娘を

 乗せてくれたじゃない。一緒にバイクツーリングに行って楽しかったわよ。」

 

「そうねぇ、夏にはnokoを後ろに乗せて高原の方へツーリングして

 ユースホステルに泊まって姉妹ですか?って聞かれたこともあったわよねぇ。

 若かったわね、私も。」

 

ええ、ええ、ありましたよ。丸顔ぽっちゃりの母は若く見られることがあって

私は老け顔だから、母娘ではなくて、姉妹って言われることがありました。

背が私のほうが高いからか、私が姉って思われていたりしてました。

複雑な気持ちでしたけど、親が若く見られるっていうのは悪くないかなとも

思っていましたよ。

 

↓の記事にもバイク旅行のことを書いています。

hapo-mina.hatenablog.com

 

 

 

そんなことを言うHapoさん(母)ですが、孫とべったり過ごすのは苦手で

せっかく会いにきても数時間で「そろそろ、帰りなさ~い。」って言う人です。

孫に会えてうれしいんだけど、疲れてしまうんですよね。

最後は、孫より自分の体が大事!で、帰ったら昼寝してました。

「孫は来て良し、帰って良し」ですものね。

ひ孫に対しても変わらずの対応なので、性格は変わりませんねぇ~。

 

そんな感じだから、お孫ちゃんもそんな寄ってこないし、

サイドカーに乗せてツーリングっていうのは、

実現は難しかったかもしれないわね、とは本人には言わず、

帰宅後のオットとの会話、、、。

 

「孫の服を縫ってあげるのも夢だったのに、白内障で縫うのが辛くなっちゃたし、

 夢かなわずだったわね~。」

 

あらあら、Hapoさん「もう自分のことで精いっぱいなのよー!!!」と、

いつもはキレちゃうのに、この日は回想するゆとりがあったようですね。

 

外の景色を見て気分がよかったのかしら。

 

 

やさしいおばあちゃんで、おかあさん だってことは

ちゃんとわかっているから大丈夫よ。

 

 

 

 

 

 

 

 

おとぎの国の郵便切手

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おとぎの国の郵便切手(安野光雅・著)

とある国で郵便をはじめたい大臣が

旅の途中の絵描きに切手の絵を何度か描いてもらうけれど

なかなか王様の眼鏡にかなう絵が描きあがりません。

最後には王様が切手の絵を描きますが、、、、

さて、その国で郵便切手が出来上がり郵便事業は成功するのでしょうか?

絵描きが描いた切手の絵は全部で23枚。

その絵のエピソードを聞くとどれもほのぼのとした気持ちになります。

 

あとがきには安野光雅さんが実際に手掛けた本物の切手が貼られています。

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ふるさとシリーズ~ 萩・津和野の切手

安野さんの作品はどれも緻密でそれでいて優しさのあふれる絵ばかりで、

 

「旅の絵本」で憧れの国を眺めてはうっとりしたこともありました。

 

気づくと絵の中の一人になって旅している気持ちになりました。

 

私捨悟入の安野さんも、

 

絵本の中のひとりとして

 

どこかに隠れているように思えます。

 

 

 

 

 

 

 

箸使いのこと

焼魚を食べると、「きれいに食べるわね。」と褒められることがたまにあります。

 

Hapoさんのしつけの賜物と言えば、美談になるかもしれませんが、

私は高校3年まで箸をきちんと使えませんでした。

 

箸先を交差して(Xの形で)食事をしていました。

 

同級生のKちゃんが見かねて

「noko、その箸の使い方おかしいよ。

いつか母親になったとき子供に正しい箸の使い方を教えられないし、

大人になってその箸使いで食事をするのって恥ずかしいと思うよ。」 

とズバリと言ってくれたのでした。

 

そして、

 

「私が教えてあげる!」と放課後に甘味処に寄り道して

ぜんざい(つぶあん)を頼んで、

「柔らかいけど、小豆をひと粒ずつつまんで食べてみて。」

「箸は交差させないで、鉛筆持つみたいに、

そうそう、2本とも動かすんじゃあなくて上だけを動かすのよ。」

 

ぜんざいを一杯食べ終わる頃には、ちゃんと箸を使えるようになっていました。

 

「ほら、箸使いがいいと、食べている姿も美しいわよ。

 これで大丈夫ね。安心して母親になれるわね~。」

 

同級生とは思えぬKちゃんの考え方に驚き~。

当時Kちゃんは結婚願望が強くて、実際20歳には恋愛結婚し

翌年にはお母さんになりました。 

きっとKちゃんのお子さんはキチンとお箸を使えているでしょうね。

 

 

私はと言えば、残念ながら自分の子供に教えるという機会を

得られませんでしたが、前述のようにおかげさまで

人並みの箸使いができてKちゃんには本当に感謝しています。

 

親も兄たちもきちんと箸を使えるのに、

私だけだめだったのは4人目ゆえに目が届かなかったのかもしれません。

我が家の食卓は常に戦場でしたからね。

 

家族の食事風景の写真をSNSにUPしている方、

芸能人の食事風景などを目にすることがあります。

 

その中には以前の私のように交差していたり、

握箸で食事している方をお見かけます。

 

ついつい、ダメダメ~と声に出してしまいます。

 

あ~、Kちゃん呼んできたーい。

 

全部まとめて直してあげて~。

 

こんなこと言えるのも、ほんと Kちゃんのおかげです~。

 

ホントに、ほんとうにありがとね♪

 

突然思い出した青春のひとコマでした。

 

 もしかしたら、

 

あの甘味処でのひとときが

 

大人になった日だったのかもしれません。

 

 

 今週のお題「大人になったなと感じるとき」

 

 

 

介護食アドバイザー資格

介護食アドバイザー資格に合格しました。

 

去年の9月から勉強を始めて課題問題を3回提出してそれらに合格し、

12月に本番の資格試験に挑戦しました。

 

通信で勉強して、試験も在宅受験なので

テキストを読んでいけば、ほぼほぼ合格できる資格ではありますが

試験というものにはウン十年以上縁がありませんでしたから

それなりに緊張し、記入箇所が間違っていないか、

名前はちゃんと書いたか、何度も確認してから回答用紙を送付しました。

 

 

そして合格通知書が昨日 到着(^^♪

 

やっぱり嬉しいものですね、合格って~。

 

 

 

資格を利用して仕事にしたいのではなく、

勉強のきっかけは、

ずばりHapoさんの介護食作りに役立てたいと

思ったからです。

 

Hapoさんの食を支えるための知識はじゃまにはならないだろうなと思い

勉強をはじめました。

 

いつかは、自身のために役立つかもしれませんものね。

 

前にも書きましたが、

コロナが収まりHapoさんが外出、外泊ができるようになったら

一緒に食事をする時間を過ごしたいと思っています。

 

今は時間制限もあってプリンを一緒に食べるくらいの時間しかありません。

 

 

Hapoさんに美味しいと言ってもらえる食事を作る日が

早く来ることを願っています。

 

 

 

 

 

なんでものスープ

太ネギをたくさん頂いたので「なんでものスープ」を作りました。

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太ネギ♪

 

これは雑誌・暮しの手帖の「すてきなあなたに」に書かれていたレシピで

 

その名の通り、たくさん作ってなんにでもアレンジできるスープです。

 

オリジナルのレシピは、

・とり骨付きもも肉 4~5本

・日本ネギ  4~5本 → 5㎝くらいに切る

・塩、しょうゆ ともに 小さじ2

鍋にとり骨付きもも肉と5㎝くらいに切ったネギを入れ水を注いで強火にかけ

煮立ってきたら中火にしてアクをとりながら40~50分煮る。

水が減ったらその分水を足し日本酒カップ1~1.5杯を加え、

塩、しょうゆを加えあと30分ほど煮る。

 

~ 味はほんのりとかすかに塩味を感じるくらいに。

 

~ 必要に応じて鍋ごと火にかけて蒸発して減った水分はお水とお酒で補う。

 

~ これをベースにスープ、味噌汁、シチュー、カレーなどに応用できる。

 

 

わが家の冬の定番スープです。

大鍋にいっぱい作って、ほかの料理にアレンジするときは

小鍋にとりわけて味付けをします。

シンプルに生姜を加えるだけでもあったかスープの出来上がりです。

 

生姜は最初から入れないほうが他の料理にアレンジしやすいです。

 

オリジナルは骨付きもも肉ですが、今夜は手羽元が安かったので

それで作りました。

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大鍋にたっぷり作ります

 

 

 

鶏肉だけをとりわけて食べても立派なひと品になります。

お好みで柚子胡椒やエスニックソースをかけても美味しいです。

 

けれど、そのまま具材たっぷりスープとして食べるのがいちばんおいしいです。

 

ブレンダーにかければHapoさんも食べられるネギポタージュになりそうです。

 

続けて食べるのには、毎日火を通すことを忘れずに。

 

最後はカレーにして食べるのも美味しいのですが

それまで残らずに食べきってしまいます。

 

 

アレンジレシピをもうひとつ。

 

柔らかく煮えたネギをバターを塗ったグラタン皿に並べてコショーを振って

ゆるく練った酒粕(または生クリーム)をたらりとかけ、

その上にチーズをたっぷりかけて

オーブンでチーズに焦げ目がつくまで焼きます。

フランスパンに添えて食べてもおいしい、

ネギが主役になれるひと皿です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外来診療あとのお楽しみ

Hapoさん(母)の外来診療がありました。

 

診察後、私が薬局へ薬をもらいに行く間に

 

車で待っているオットとHapoさん(母)の会話抜粋。

 

オット:「食事以外で何か不満に思うことはありますか?」

 

Hapoさん(母):

「そうね~、施設は私が決めて入ったわけではないからね~。

 年寄りばっかり、ボケ老人ばっかりだわね~。

 私もそのひとりなんでしょうけどね。」

 

「今の施設に決めるまでいろんな施設を見に行ったんですよ。

 施設の雰囲気とか、スタッフの対応とか、環境、それに金銭面のこととか

 いろんなことを考えて、今のところがベストだと思ったんですよ。」

 

「そう~、いろいろ調べてくれて考えてくれたのね、ありがとう、ありがとう。」

 

「今日は天気もいいし、スーパーで食べられそうなのを買って、

 公園で一緒におやつにしましょうか?」

 

「そうね~。いいわね。ちっとも外に出られないから。

 けど、風が強いからお散歩はしないわ。 

 車から外を眺めるだけでいいから。 

 食べたいものは、カステラとクリームチーズとお茶がいいわね~。 

 カステラ食べてもいいかしら? 食べられるかしら?」

 

「カステラは、だめかもしれないけれど、

 柔らかくて美味しそうなものをnokoが見繕ってくれますよ。」

 

 

そして、

 

Hapoさん(母)の指令を受け、スーパーでおやつ探しの私。

 

買い求めたのは、下の二つ。

 

カステラは、だめだろうな、けどたまにはプリン形状以外のものを

食べたいだろうから、何かないかな?

と探したら、よさそうな蒸しパン風にホイップクリームが入ったお菓子。

クリームは食べていいから、生地のこの柔らかさなら大丈夫かも。

 ↓

 

ふわふわスフレホイップ

www.yamazakipan.co.jp

 

もう一つリクエストのクリームチーズそのもので

よさそうなのを見つけられず、チーズ味ならとこれを選びました。

 ↓

 

CHEESE MEETS SWEETS

www.meg-snow.com

 

 

 

このシリーズは種類が沢山あるようで、どれもHapoさん(母)が

食べられそうなものばかりです。

www.meg-snow.com

 

面会に行くときのおやつがいつもプリンばかりで、

飽きてしまうなぁと思っていたのでいい商品を見つけられました。

 

Hapoさん(母)のささやかな食の楽しみになってくれると嬉しいです。

 

先にチーズデザートを食べ終えてHapoさんが

「やっぱりカステラは食べられないのね。

 今日はこれだけ? ほかにもある?」

 

「さぁ~どうかな~? あるかな~?」とじらしたのち、

スフレケーキを渡したときのHapoさんの喜んだ顔ったら。

 

「これ、食べていいの? 形があるのを食べていいの?」

 

「いいよ、けどゆっくり食べてね。」と半分渡すと

 

「あ~ おいしい。カステラ食べられた、うれしいなぁ。」

 半分だけ? これだけ?」

 

「もうすぐお昼ご飯も食べるし、久しぶりにケーキ食べたから

 おなかがびっくりしちゃうと困るから今日はこれだけにしておこうね。」

 

ちょっと残念顔をするものの、

「お昼食もあるし、しょうがないわね。」と納得するHapoさん。

 

まるで、こどもとの会話のようだけれど

 

「年をとると食べることしか楽しみがないのに、それがなくなっちゃったのよ。

 私はただ、みなさんと同じような食事をしたいだけなのに。

 同じ食堂で、自分だけ違うどろどろのものを食べるのって

 どんなにつらいかわかる!!」と会うたびに言うHapoさん。

 

そんな会話の後の

スフレケーキなのだから、どれだけ嬉しかったことでしょう。

 

食の楽しみを持ち続けたいのは当然のことだと思います。

 

今までだったらスーパーでデザートを買う時に、

流動食としても食べられるものという目で探すことはありませんでした。

 

そういう目で食品を探すと、ダメなものばかりでタメ息が出ますが

今回のようにシリーズもので見つけられると小躍りするほど嬉しくなります。

 

商品名をすぐに忘れてしまうので、忘れないように書き留めておきます。

 

他にも Hapoさんが食べられそうなものが沢山みつかりますように。

 

公園を後にしてホームへ戻るHapoさんの顔が

 

朝よりもにこやかになっているように思えました。

 

そして車を降りたら、

 

「さあ、お昼ご飯たべましょうね~。 じゃあね~。」

 

とさっさと部屋に戻るHapoさん。

 

そりゃあ、流動食でも食べないとおなか空くものね~。

 

 

とはいえ、いつもと違う形状のものを食べて

おなかの調子が悪くなったりしたら困ります。

 

万が一、体調が悪くなったときの対応のために

施設の職員の方には、今日はこういうものを食べました、と報告しました。

 

その後、ホームからは変わったことは無いとの連絡があったので

ほっとしています。

 

ほんの少しのお楽しみが増えそうで、よかったね、Hapoさん~♪