ノコノオト noko_note

nokoの雑記帳  あれこれつれづれ

ののはな通信  三浦しおん/著 ~手紙文学

野原に花が咲くような牧歌的なお話しだと思っていたんです。 横浜・山手のミッション系お嬢様学校に通うふたり のの=野々原茜 はな=牧田はな が毎日のように交わした手紙=通信のお話しです。 最初の日付は昭和59(1984)年5月26日 速達) この時二人は高…

きれいに年を重ねるために

”きれい”はともかく 健康な体作りに「たんぱく質」は欠かせません。 たまたま借りた料理本のどちらもたんぱく質を 意識して食事に摂り入れましょうと書かれていました。 ほどよく筋肉がついた体を維持するには たんぱく質をしっかり摂りつつ、 習慣的に運動…

おしゃれと暮らし

Hapoさん(母)との面会で雑誌を一緒に眺めるのが ささやかな楽しみです。 先日は「おしゃれと暮らし」という本を見ました。 いろいろな方の着こなしが紹介されていましたが、 特に配色レッスンのページを見入っていました。 どの色合わせが好き?と聞くと ↑…

手紙文学作品 井上荒野の[小説家の一日]を読む

手紙文学作品のひとつに紹介されていた 「小説家の一日・井上荒野/著」を読みました。 hapo-mina.hatenablog.com 10の短編は、メールやメモ、小説の原稿など 「書くこと、伝えたこと」が話しの中核になっています。 それらが登場人物に大きく影響されていま…

ある日の落とし物 ③

久しぶりの「落とし物」シリーズです。 歩道脇の植え込みに丸い物体が遠目で見えました。 花が咲いているにしては一輪だけでは不自然です。 近寄ってよーく見ると 生花で作ったコサージュのようです。 近くに中学校があるので卒業式に出席したどなたかが 着…

ひと月ぶりの再会に感動?? Hapoさんとほっこり

昨日は1か月ぶりにHapoさん(母)に会いに行きました。 お昼寝タイムのようで声をかけても目を覚ましません。 しばらく持参の本を眺めて気づいてくれるのを待っていましたが、 面会時間が残り15分になったので、 可哀そうかなと思いつつも体をそーっとさす…

2024年2月に読んだ本

・しあわせの森をさがして フィリップ・ドレルム/著 ・胃が合うふたり 千早茜・新井見枝香/著 ・夜のふたりの魂 ケント・ハルフ/著 ・小さな思いつき集 暮しの手帖社/編 ・家族じまい 桜木紫乃/著 ・ざらざらをさわる 三好愛/著 ・とりつくしま 東直子/…

更紗の本を喜ぶHapoさん(母)とのひと時

「2年間何もしていない 看護師さんは忙しくて頼めない じっと寝ているしかない。」 Hapoさん(母)が、 そう言ったのは2月11日のこと。 毎日面会に行く、 ワタシのことも飽きちゃてますからね~。 何か楽しいことしたいよね~ と、 2月12日にインド更紗の本…

手紙文学~魅力や大切さ

ことばらんどでの少女たちのお手紙文化展では、 手紙がテーマになっていたり、 大事な要素になっている作品を 「手紙文学」として紹介していました。 はじめて知るジャンルです。 ・TUGUMI / 吉本ばなな ・ののはな通信 / 三浦しおん ・ポプラの秋 /湯本…

ざらざらをさわる 三好愛/著

ざらざらな気持ちになって、次に読んだのが 「ざらざらをさわる」 三好愛/著 です。 この人のざらざらは何なのだろう? 書き留めなかったら忘れてしまいそうな 日々のちょっとした事件や心の奥底の声があります。 穏やかな文体で、 「ざらざら」を忘れさせて…

家族じまい 桜木紫乃/著 を読みました

女性五人の名前の五つの章からなる家族小説。 登場人物の相関関係に悩むのはいつものこと。 読み終えて、あああの人はこの人の娘だったのねと腑に落ちる。 ところどころにぐさりとくる言葉を見つける。 新年になることもいつも通り今日から明日になる感じと…

柚木沙弥郎さんのことば

2024年1月31日 染色家・柚木沙弥郎先生が101歳で逝去されました。 この難しい今の時代の”今”を生きている方々、 みなさんに、 どうかどうか前へ前へと 進んでいただきたいと思っております。 (2022年 100歳) 自分の中には たくさんの引き出しを持っている…

2024年1月に読んだ本

・あなたを想う花 ヴァレリー・ペラン/著 ・「残念な文章」が明らかによくなる本 前田安正/著 ・1ランクアップのための俳句特訓塾 ひらのこぼ/著 ・うたかたモザイク 一穂ミチ /著 ****** 一穂ミチさんって話題の作家さんなのでしょうか? どうし…

部屋を飾る楽しみ ワクワクする飾り物

「建築」のことを昨日は書きましたが、 家を建てることはこれからもなさそうですから、 「室内」に目をむけて楽しみます。 お正月飾りを片付けて、部屋の飾りを変えました。 「飾る暮らしの作り方」 小さなスペースではじめる 飾る暮らしの作り方 プロが教え…

ポスクロ仲間のおすすめ本 ③

カナダのポスクロフレンドから ヴァレリー・ペラン Valerie Perri を勧められ、 図書館で あなたを想う花 原題:Changer l'eau des fleurs を借りて読みました。 「生とシンプルな幸せの抒情詩」 と紹介されているのですが、 優し気なタイトルに反して、、、…

春の訪れを感じる町田市・忠生公園の蝋梅と水仙

町田市・忠生公園で蝋梅が見ごろだと知り 自転車で行ってきました。 駐輪場に自転車を停めているときから 香りが漂ってきています。 駐車場、忠生がにやら自然館のすぐ脇が蠟梅苑です。 ↑満月蠟梅 ↑素心蝋梅 ここに咲くのは満月蝋梅が多く、濃い黄色があでや…

1歳から100歳の夢

年始に手にした 「1歳から100歳の夢」という本。 1歳から100歳の夢愛蔵版 [ 日本ドリームプロジェクト ]価格: 1540 円楽天で詳細を見る タイトル通り100人の夢が語られています。 その年齢のそれぞれの夢を読んで 自分はその頃どんな夢を持っていたか、 これ…

2023年12月に読んだ本

・信州の布これまでとこれからと 徳嵩よし江/著 ・親が子どもになるころに てんてん、介護問題に直面す。 細川貂々/著 ・彼女の家計簿 原田ひ香/著 ・霜月の夕暮れ 成川有一/著 ・八月の六日間 北村薫/著 (再読) ****** 雑誌や料理本を何冊も見…

年末年始の図書館休館に備えて料理本を借りました

図書館が年末年始に長期休館するので、 本を多めに借りています。 そのうちの4冊が料理本です。 ・絶品アボカド100レシピ ・ポリ袋で作るズボラさんの感動おやつ ・ゆずづくし ・魚焼きグリルで野菜が美味しい アボカド、好きなのに ワカモレやスライスして…

親が子どもになるころに を読みました

親が子どもになるころに てんてん、介護問題に直面す。 細川貂々/著 漫画なので、笑いのあるほのぼのとした 作風なのですが、 実体験をもとに描かれた著者の介護体験は 大変なものだったと思います。 それぞれの親が「老後のこと」は ちゃんとやっている、…

2023年11月に読んだ本

・ほたるっこ ヤン・カラフィアート/作 ・ふしぎな庭 イージー・トゥルンカ/作 ・おとぎばなしをしましょう フランチシェク・フルビーン/ぶん ・レシピとよぶほどのものでもないわたしのごちそう365 寿木けい/著 ・小日向でお茶を 中島京子/著 ・パ…

「花の途中と世界のかけら」vol.5 へ

ずっと見たくて憧れていた 「花の途中と世界のかけら 」に行ってきました。 ↓その熱い思いは以前にも書いていました^-^ hapo-mina.hatenablog.com ギャラリー yamamoto に到着♪ 胸キュンキュン♡ にしおゆきさんと則武有里さんの展示会 則武さんのアプリケ…

ポスクロ仲間のおすすめ本 ② ほたるっこ

こんなかわいい絵葉書がチェコから届きました。 頭にからぴょろんと何かが出てますね。 この子はホタルの男の子の「はたるっこ・ミオ」です。 チェコで人気の絵本・人形作家、アニメーション監督の イジー・トルンカが手がけたTV番組のひとこまだそうです。 …

今日の人生  益田ミリ/著

「今日あったこと」、「今日の出来事」でもいいのに、 『今日の人生』というタイトルなのが 益田ミリさんらしさだな~と思います。 ミシマ社発行で、装丁がとてもユニークで 紙の色がうす桃色、緑色、黒色、水色の4色で 紙の厚さがところどころ違っていて、 …

まずはこれ食べて 原田ひ香/著

原田ひ香/著 まずはこれ食べて まずはこれ食べて [ 原田ひ香 ]価格: 1540 円楽天で詳細を見る 料理ネタが続いていますが、 本もお料理が登場するものを読んでいます。 原田ひ香さんの作品は食べ物抜きでは語れません。 若い登場人物たちの肝を温めて、 ゆる…

土方久功と柚木沙弥郎展を観る

10月に世田谷美術館で 土方久功と柚木沙弥郎展を観ました。 土方久功さんのことは、少し予習してから美術館へ。 hapo-mina.hatenablog.com 予習はしていたけれど、やっぱりなぜにこの二人? という思いは残りました。 コラボするような展示方法でもありませ…

京都市京セラ美術館 ~泣いてちゃご飯に遅れるよ

京都を楽しんでこられた方のブログを読んだら、五月の京都旅行のことをあれこれ懐かしく思い出しました。 hapo-mina.hatenablog.com そういえば、京都市京セラ美術館でのことをまだ書いていなかったので、思い出つづりをしてみたいと思います。 改装工事を経…

2023年10月に読んだ本

・ミウラさんの友達 益田ミリ/著 ・半分コ 短篇集 出久根達郎/著 ・雲を紡ぐ 伊吹有喜/著 ・静かな雨 宮下奈都/著 ・ラボ・ガール ホープ・ヤーレン/著 ・70歳からのおしゃれ生活 中山庸子/著 ・みちくさ道中 木内昇/著 ・泣いてちゃごはんに遅れる…

スカーフとMOEとHapoさん(母)と、

水、木と二日続けてHapoさん(母)に会いに行きました。 「今、食べられるものはないの?」と聞くのは いつもと同じ、それも体調良好の証しと思っています。 水曜日はHapoさん(母)が使っていたスカーフを巻いて行きました。 部屋に入るなり、ワタシの首元…

ポスクロ仲間のおすすめ本 ①

ポスクロ仲間の皆さんは読書好きの方が多くて お勧め本を教えてくれます。 せっかくのおすすめですから読んでみたくなりました。 ラボ・ガール 植物と研究を愛した女性科学者の物語 ホープ・ヤーレン (Hope Jahren) /著 研究を一生の仕事にすることを志した…