6月にマティス展で色が躍る絵画を観ていたら
画家や小説家などの表現者たちは
自分をさらけ出すことが出来る人たちなのだと感じました。
普段の生活の中にも顔を見せる「表現者」としての自分。
さらけだしているつもりがなくても
たとえば「あ」という文字ひとつにしても
書く人それぞれの「あ」になっています。
それさえも表現者なのかもしれません。
そう思うと、緊張もしてきます。
その緊張を味方にして創り上げていける人たちが
芸術家と呼ばれるのでしょうか。
そんな理屈はどうであれ、
アートは面白い。
先日読んだ アーシュラ・K・ル=グウィン/著
「暇なんかないわ大切なことを考えるのに忙しくて」のなかに
アートは説明ではない。
アートはアーティストが行うものであり、
アーティストが説明するものではない。
作品をどう見るか、どう体験するかを知るのに、
その作品についてアーティストが言っていることを
読まねばならないような類のものが苦手だ。
と書かれていました。
説明などなくとも感じることが
表現者との呼応なのでしょうか。
目の前のものを
どう感じるかに
重きをおくと
より作品を楽しめるのでしょうね。
さて、次はどんなアートを楽しみましょうか♪
夏らしく
海の近くの美術館へお出かけもよさそうです。