会場は地下1階~2階の3フロアです。
そのうち1階に展示されている作品はすべて写真撮影可能でした。
平日にもかかわらず多くの来場者がいましたが、
作品が見えないというほどの混雑ではありませんでした。
↑の記事で書いていたワタシなりのBAEを求めて、
真面目に見ているつもりだったのですが、
豪奢Ⅰ1907年を見たとたんに別方向にスイッチが入ってしまったようで、「海女のおばちゃんが収穫を終えて喜んでいる」ように見えて、
アルジェリアの女性(1909年) は、
黒田清輝の「湖畔」1897年のオマージュではないのか?
立っているヌード(1947年)に は、
ワタシだったら「ヘイジュード」とタイトルをつけるな、だとか
若い女性と白い毛皮の外套(1944年)は、
↓「美顔パック中もしくはお母さんの憂鬱」でしょうと、、、。
脳内はひとり#BAEBAE美術館になっていました。
海藻か、トナカイの角のように見えたこれは
「VERVE」とかかれていて
芸術・文芸雑誌ヴェルヴの表紙デザインです。
ニースで見たこの作品たちとも再会しました。
ちょうど男性が見ている作品は「水槽を泳ぐ女性」というタイトルです。
窓と花瓶と鏡と椅子が、
マティスの絵のなかで重要な役目をしているように思えました。
さらっと描いていそうで、真似できない。
そこがマティスのすばらしさなのでしょうね。
ちょっとふざけた絵画鑑賞の様子を書いてしまいましたが、
鮮やかな色たちや絵の中の窓の向こうの景色を
心浮き立つ気分で見ていました。
同じ絵でも観る側の心のありようで違って見えるものですね。