出会いっていいですね。
先日の笠間でのアートスペース繭さんでのメインの展示は貴州省の民族衣装でしたが、母屋にはオーナーさんのコレクションも飾られていました。
キッチュなものシリアスなものポップなものエスニックなものが入り混じっていてもそれぞれが喧嘩することなくちゃんとおさまっているのが、オーナーさんのセンスの良さよね。と皆さんおっしゃっていました。 ワタシもそばでウンウンと頷きながらその数々を見せて頂きました。 そのなかで特に気になったのが黒と赤で描かれた縦長の一枚の絵でした。 動物たちが長テーブルを囲んでミルクティーを飲んでいます。 オーナーさんが「ここに集まる皆さんみたいでしょう。」とほほ笑んでいます。 本当に、このギャラリーのことを描いたように見えます。 「これを描いたのがあの人よ。そうそうこんな本も出しているの。赤と黒の鉛筆だけで描いているのよ。」と絵本と作家さんとご対面です。 その絵本を見て「かわいい~」と一目惚れ。 民族衣装の展示なのに絵本を手に入れたワタシです^-^
赤と黒だけで描かれたとは思えない深い色味を感じます。
お話しもキュンとしたりほほえましかったり。
月が見ているように、ワタシも絵本のなかの彼らをこっそりと見ています。
すてきな作家さんの素敵な本との出会いでした。
福音館書店からも絵本を出されています。
三月に観た「いとしきモノ展」の森田MiWさんの作品も鉛筆画でした。
字を書くことにすら使わなくなってきてしまった鉛筆ですが、
その底力に圧倒されています。
2年ほど前にも書いた絵本のこと。
ワタシはどうもお月さまに弱いようです^-^