水、木と二日続けてHapoさん(母)に会いに行きました。
「今、食べられるものはないの?」と聞くのは
いつもと同じ、それも体調良好の証しと思っています。
水曜日はHapoさん(母)が使っていたスカーフを巻いて行きました。
部屋に入るなり、ワタシの首元をじーっと見ています。
見覚えある? と聞くと
「あるわよ~。 それ私のよね。
若いころはそんな派手なスカーフを身に着けていたのね。」
と、マジマジと見て、手を伸ばしたので、スカーフをほどいて
Hapoさんへ渡すと、
「いいわよ~。nokoちゃんが使ってくれればいいから~。」
そう? じゃあ、使わせてもらうね。
このスカーフ、とおの昔にワタシのものになっていたと
思っているんですけれどね😅
繕いもして、すでに愛用させて頂いていますよ、Hapoさ~ん。
木曜日は、雑誌「MOE」を持っていって一緒に眺めました。
刺繍ブローチをつけていくと、
いつも「可愛いわね~」と嬉しそうに手にして眺めているので、
絵本のような刺繍がたくさん紹介されている号なので
Hapoさん、喜んでくれるかしら?
と思って持っていってみたのです。
そしたら、どのページも前のめりになって見入っています。
お菓子が載っているページは、
食べたがるかもしれないなと心配だったのですが、
「本物みたいね~」と言います。
ああ、刺繍のクッキーだと思ったのね。
そうね~そっくりね~と言ってやりすごせて、
ほっとしました。
作者の紹介で二人が一緒に写っている写真があると、
「この二人は夫婦?」とそのたびに聞きます。
ペアはどれも夫婦に思えてしまうのか、
その前にオットくんのことを話していたから
”夫婦”ということばが頭に残っていたのかもしれません。
そして柚木沙弥郎さんの記事の、
「60歳の迷い。晩年で目覚め、自由になれたー」の言葉を
何度か声に出して読んで、
「迷って、自由になれたかしら」と呟いていました。
どのページも自分でしっかりめくり、見終わると、
「今日は、可愛いもの持ってきてくれてありがとう楽しかったわ。」
と言ってくれました。
可愛いもの、きれいなものが載っている本をまた持ってくるね。
「そうね、本もいいけれど、おやつもね。」
と、ぬかりありません。
「今日は食べられないの?」と再びの問いかけがありましたが、
差し入れのおやつは持ってきているから
別の日に食べられるから安心してね。
おやつも病院の食事もどっちも食べてね。
とワタシからも伝えると、
「ごはんはね、ずっとお粥だったけれど、
最近はつぶつぶがあるのがでるようになったから
食べているわよ。 おかずは相変わらずだけれどね。」
それは、よかった!
あいかわらずの、”おかず” が、
おいしいおかずになればいいのですけれど。
どちらの日も
「握手でバイバイバイ♪」を二人で唱和しました。
Hapoさんの歌声も、
リズムの取り方も、
手を握るちからも、
どれもしっかり強くて
嬉しくなった面会日でした。