ソフトクリームを食べながら
「そういえば、ここって縄文時代の住居跡だったんだって~」
とその足元をズームインしてエンディングにしたかった。
「掘る女」上映後の松本監督のこの話しを聞いて
続編あるかも~と期待したのはワタシだけではなかったと思います。
実際に新東名のそのSAが出来上がるのはまだ2年先のことになるのでそこまで待てないと、違うシーンでのエンディングでしたが、それもまだまだ続くぞ~、終わらないぞ~と思わせる終わり方でした。
だって、縄文からだけでなくて「時」はずっと続いているんですものね。
この映画は遺跡発掘をしている女性たちをクローズアップした作品です。
夏の過酷な作業でも、「大変だけど、楽しい!」と笑顔で語る皆さんの美しさといったら~。素敵女子のパワーがみなぎる映画でした。
オープニングの発掘現場へ下る仮設の階段を3段下って江戸時代、一番下までおりて1万6千年まえの縄文時代へようこそ~というシーンに心を掴まれました。
ドキュメンタリーだけれど、どのシーンをどう配置するかで見えるものが変わってきますよね、監督!つかみOKでーす、と伝えたくなりました。
副題の「縄文人の落とし物」ってなんだろうと思っていたら、遺跡で発掘したものは、持ち主不明の拾得物として警察に届け出るんですって!それを知って「へぇ~」の監督の声を聞いて、映画を観ている観客も「へぇ~」でした。
博物館で見る発掘品の数々は落とし物一覧だったのですね。
この日は「遺跡好き」の友人の誕生会を兼ねての映画鑑賞とお食事会でしたが、彼女へのプレゼントに手作りのブローチを添えたら、思いのほか喜んでもらえたのが嬉しかったです^-^
お互いそれなりの年齢ではございますが、キッチュなものを面白がっています。