ノコノオト noko_note

nokoの雑記帳  あれこれつれづれ

美術館の春まつり2024 @東京国立近代美術館 ③

美術館の春まつり その③です。

 ~人物像に春をみつけてみました。

 

↓ 岸田劉生の「麗子六歳之像」

岸田劉生が描いた麗子像はいくつもあって今年は「六歳」の麗子さんでした。

そして、その麗子さんが8歳のときに描いた「童女像」が一緒に展示されていました。

↑この絵のことを「構図もよろしく色のトーンも良い。美のこつをよくつかみ生かしている」と評価している岸田劉生の親心、愛情(溺愛)をたっぷりと感じました。 日本一有名な少女と言われる「麗子」さんも絵を描いて当時展覧会に出品し優等に選ばれたそうです。 美術史を知らないワタシは初耳(目)でびっくり。 

 

↑こちらは「アンティミテ」のコーナーに展示されていた森田元子「想い」です。上村松園に憧れて日本画を志し、やがて洋画家に転じました。フランスで画家シャルル・ゲランに学び、帰国後に結婚し家事と両立しながら絵を描き続けました。戦後間もないころのこの作品の明るい色彩と大胆なモチーフはマティスの色鮮やかな作品にも似ていると感じました。 当時この明るさが見る人たちを勇気づけていたのかもしれません。

 

「アンティミテ」はフランス語で「親密さ、安らぎ、私生活、内奥」といった意味があり、19世紀末のパリで、身近な人々やこどもや動物の親密な情景を描いた一連の画家たちを「アンティミスト」と呼んでいたそうです。 こうやって分類されているものの時代や題材は限定されるものではなく、ポートレートや動物を慈しむ姿などは現代作品の中にもたくさん見つけ出すことができるように思えます。

 

↑新道繁 「厨房の猫」(部分)

 

↑中村岳陵 「少女」(部分)

今年もやはり猫に目がいってしまいました。

 

そして、ワタシが勝手に言っているだけなんですけれど、

東近日美の「これもアートです」シリーズの

今年の優秀作はコチラです。

ロバート・ラウシェンバーグ「ポテト・バッズ」

これ、

「見たところただの汚れたダンボール箱です。」と

キャプションにも書かれています。 

それを、

どう見れば、

どう感じれば

アートになるのか。

アートって創る人だけでなく

見る人もいて作品に育っていくのでしょうね。

去年は丸まったガーゼハンカチや

Tシャツのたたみ方が

アートになっていてびっくりしていました。

 

↓ その時の記事はコチラです。

hapo-mina.hatenablog.com

 

 

 

そして今年の美術館の春まつり①はコチラ↓

hapo-mina.hatenablog.com

 

美術館の春まつり②はコチラ↓

hapo-mina.hatenablog.com

 

これで終わると思うなかれ~ 

その④へつづく~^-^

 

 

美術館の春まつり2024 @東京国立近代美術館 ②

美術館の春まつり2024 その②です。

 名所も名画も花ひらく

 年に一度のはるまつり。

 

花の絵ではないけれど、楽しみにしていたんです。

「樹を見上げてⅦ/日高理恵子

樹を見上げると感じるなにか不安定な、そして不思議な空間に惹かれた作者は自分のまわりの空間、自分を包み込んでいる空間そのものの表現を求めて大画面の作品を制作しはじめたそうです。

 

作品前に置かれた畳敷きに座ってみるとお寺さんに居てその庭を眺めているような、温泉宿で湯上りにほっこり外を眺めているような、いろいろな感じがします。 はじめてこの作品を観た時は写真だと思っていました。 何度か目にする機会があったものの写真だと信じて疑わず細部まで見ることがなかったのですが、ある日近寄ってみるとこれは描かれた樹なんだとわかったとたんに驚きとともに、すーっと空気が変わったような気がしました。 モノトーンで曇り空のようだけれど枝の先に光がさしているようにも見えます。 樹木の距離感や空間がみごとで森の中にたたずむ自分を感じました。

 

こちらは斎藤豊作の「白い花の樹」です。

樹の種類は違うけれど、我が家のベランダから見えるしだれ桜を見ているようで、すこし弱々しくはかない感じがするけれど数年後には大きくなるだろうと絵の中の樹に未来を感じました。

 

満開の桜、散る桜の絵を観ていてもその枝ぶりに目がいきます。

どの絵も生きているように見えて枝を揺らす風を感じます。

描いた画家のパワーが風を吹かせているのかもしれません。

 

春の木々の作品を楽しみましたが、

春まつりその③へ続きます。

 

 

その①はコチラから ↓

hapo-mina.hatenablog.com

Hapoさんとほっこり♪ お花見会

昨日 ようやくHapoさんとお花見ができました。

面会時間に少し遅れて病院に着くと看護師さんが

「1階のロビーでお待ちですよ~」

自動ドアが開くと車椅子のHapoさんと目が合って

「あらぁ~」と声がでます。

そのまま一緒に花見会場へ行くと

「寒いからお花見をしなくていい。もう帰りたい。」

さっきまで風がなかったのに、

冷たい風が吹きはじめて

ワタシもちょっと寒く感じます。

いつも空調の効いた部屋にいるから

毛布やストールをかけているとはいえ

さぞや寒いことでしょう。

それでも看護師さんたちが

「せっかくですもの、あっち側も見てから部屋に戻りましょう」

と勧めても気乗りはしてない様子ですが、

「あそこでもお花見している人がいるわね」

とチラリと眺めて、「寒い、さむーい」というので

部屋に戻りました。

 

部屋に戻ると、暖かくなったからか

「今日はよかったわ」と言ってくれました。

 

舞い散る桜の花びらをつまんだりしたものね~。

外に出て気持ちよかったわね。

「寒かっただけよー」

あらら、そうなのね。

 

 

そんなことを言うHapoさんですが、

一緒に写真を撮ることができて

ささやかな「お花見女子会」を楽しみました^-^

 

 

 

咲いても散ってもさくら~

春の嵐でだいぶ散ってしまった桜ですが、

場所によってはまだまだ楽しめます。

青空が広がってポタリング日和🚲

 

 

 

 

 

桜のジュウタンも季節限定です。

 

今年も桜を愛でる時間をありがとう。

 

 

 

 

 

梟の鳴き声が聞こえます

夜 フクロウの鳴き声が聞こえます。

フクロウが写るわけではないのに写真を撮ってしまうワタシって^-^

 

毎年この時季に聞こえていた記憶はなく

今年はじめて耳にするような気がします。

 

ホーホーと7~10回くらい鳴いて

10秒ほど休んでまたホーホーと鳴いています。

 

ところがホーと鳴くのは「フクロウ」だと思っていましたが、

調べてみると「アオバズク」のようです。

夜、街灯に集まる虫をエサにするそうですから、

街灯も洞のある大木がありそうな隣の公園は

良いねぐらになったのでしょうね。

 

ということで、タイトルは

アオバズク」の鳴き声が聞こえますに訂正ですね^-^

 

 

 

 

富嶽百景 富士山七変化

都留アルプスへは、中央高速道路を使って行くつもりでしたが、事故渋滞だったので予定を変更して東名高速で御殿場インターから山中湖方面へ北上し都留市へ向かいました。

すごくいいお天気で富士山眺望日和♪

↑大井松田手前でドン!

 

↑ドンドン! 富士山が迫ってきますよー。

 

 

御殿場インターを降りたらその風貌が変わってきます。

見える角度が違うと荒々しく感じます。

 

↓道の駅すばしりの建物裏からの眺望。

宝永山がくっきり見えます。

静岡に住んでいたころは宝永山が向かって右だったので、左に見えると山梨にいるんだな~と感じます。

↑カラーコーンも富士山🗻

 

 

↑お土産も富士山

 

 

忍野村あたりからの🗻

 

 

↑勝山城址からの富士山

 

 

ワタシが富士山の絵を描く時は右に宝永山が欠かせません^-^

横浜からの富士山には宝永山が見えないのがちょっと寂しい。

 

どの富士山も素晴らしい美しさで、

富士山が見えた日はラッキー♪と小躍りしたくなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

都留散策~勝山城址へ

3/30(土)に行った都留さんぽ♪ まだ続きがあります^-^

 

田原の滝の駐車場から車で次なる目的地へ移動する途中に

可愛い駅舎「谷村町駅」の前を通りました。

後から知ったのですが、木造の駅舎は国の登録有形文化財に指定されているそうです。

降りて中を見てくればよかったな~。

 

その駅脇の踏切を渡って行った先が「勝山城址」です。

麓にある駐車場に車を停めて、またまた登りますよ。

↑内堀

 

↑川棚見張台

 

↑三の丸

 

 

↑勝山城址

 

都留アルプスで山登りは終わったつもりでいたオットは

そうとうきつかったみたいです。 

本丸(頂上)にはベンチや東屋があるのでそこでひと休み。

 

↓わざわざ登ってきたのはこの景色を見るためです。

富士山~。

都留アルプスにある富士山展望台まで行かなかったので

代わりにこちらで富士山眺望です。

 

そして、この勝山城址は桜の名所でもあります。

もしかしたら咲いているかなという淡い期待があったのですが、

この日はまだ固い蕾でした。

今頃は咲いているでしょうか。

 

 

勝山城跡に行くときに通った

桂川に架かる「城南橋」がいい雰囲気でした。

 

 

そして再びの下山後に

富士急行線の線路脇にある「泰安温泉」で入浴。

 

汗を流してさっぱりしてから山梨のご当地スーパー「オギノ都留店」へ寄ってお買い物をしていよいよ帰宅です。 ナビに帰路を尋ねると高速道路の渋滞があるので下道の「道志道(どうしみち」で帰りなさーいというのでそれに従いました。

オットはもともとそのつもりでいたみたいで、道志道は山沿いの景色が飽きないので走っていて楽しいんですって。 

 

沈む夕日を眺め、山道から都市部に入ってからは渋滞があったものの午後8時前には帰宅できてオギノで買ったお惣菜で夕飯食べて楽しい一日が終わりましたとさ。

 

 

都留市界隈は歴史散策や産業遺構巡り、ハイキング、吉田うどんの名店など楽しめる場所がまだまだあります。 

季節を変えてまた行きましょうね

 →オットさーん運転よろしくね♪

 

 

 

↓都留アルプスへ(都留市)の他のお出かけ記事です。

hapo-mina.hatenablog.com

 

hapo-mina.hatenablog.com

 

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↓この記事で2021年に訪問した都留市の尾県郷土資料館(ドラマ「にじいろカルテ」のロケ地)のことも書いています。

hapo-mina.hatenablog.com