ノコノオト noko_note

nokoの雑記帳  あれこれつれづれ

「ご隠居さん」と「おばちゃんたちのいるところ」

どちらも本の題名です。

正月なので、お初の作家さんの作品を読んでみました。

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ご隠居さん 野口卓・著

先ずは、野口卓さんの「ご隠居さん」

 

江戸時代には鏡研ぎという職業があったのですね。

 

ある老人が鏡研ぎをする先で小噺やうんちくを話して重宝がられる。

そのうんちくがちょっとくどいなと思う場面もあったけれど

最後に主人公の老人が鏡研ぎになったいきさつを知ると、なるほどと思える。

 

落語とのコラボ作品。

 

もとになった落語を知っていればもっと面白みが深まるだろうなと思えた。

 

 

 

もうひとつは、松田青子さんの「おばちゃんたちのいるところ」

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おばちゃんたちのいるところ 松田青子・著

初めは、登場人物の設定が理解できなくて???だったけれど

突然パズルのピースがはまりました。

このお話しって歌舞伎のアレのこと? なんて思って読み終わってみると、

巻末に作品のモチーフになった歌舞伎や落語の題目が書かれていました。

 

あれ?

 

この2冊とも古典芸能をモチーフにして書かれていた作品だったんだ。

 

 

「人は真似ることで成長する」という言葉を聞いたことがありますが、

ベースがあってそこから変身してちがうものになっていくのかしら。

 

古典へのオマージュ?

 

そしていつか現代文学も古典になるときが来るのかな。

 

100年前の作品だって読むことができるのだから

言葉が繰り返し、語り継がれて、

形を変えて深層では同じ気持ちを共有していくんだろうな。

 

文字で読むのも楽しかったけれど、

 

芸能ごとは、生で観て、聴くのがいちばん楽しい。

 

はやく寄席や舞台に行きたいなぁという思いに駆られる本でした。

 

 

 

寒いなかのお散歩はじめ。

青空ながらも寒い日が続いています。

 

外に出るのが億劫になりますが、

 

今年も歩くことを日常にしたいので

 

ちょっこっと散歩に出かけます。

 

密にならぬように、ね。

 

冬はマスクが防寒になっていいですね。

 

今日は二日なので近所の氏神様へお参りします。

 

 

正月元旦にやってはいけないことが3つあって

 

ひとつ掃除、二つ洗濯、三つお金を使うこと。

 

どれも福が逃げるからダメだとHapoさん(母)に言われてきました。

 

お金は、お賽銭もダメ。

 

だから初詣も元旦には行きません。

(なんか、違う気もするのですが、、、)

 

子供のころからのなんとなくな習慣です。

(元旦くらいのんびり過ごしたかった母の言い分だったと思います。)

 

 

結婚してからも続いています。

 

 

さて、今年の願いは、、、

 

「禍転じて福となす」な新しい年になりますように。

 

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公園のベンチで寝転がって見上げた空

青いなぁ~、空。

 

くるんと転じれば、普段の空。

 

 

 

 

 

 

 

明けまして、契約更新~


新年あけましておめでとうございます。

 

禍があれども日々の繰り返し。

 

新しい日常を身につけ

 

これからも健やかに過ごせることを願います。

 

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

我が家の恒例行事、「元旦の契約更新」です。

 

それは、「今年も夫婦として共に過ごしていくかどうかの確認」です。

 

婚姻届けを出してしまえば、夫婦になるのが当たり前なのかもしれませんが、

 

お互いが「夫婦」という立場に胡坐をかかぬよう、

 

互いを必要とし、互いを労りあい、

 

この1年も一緒に過ごしていきたいかを

 

確認します。

 

そんなこと、いちいち確認しなくても~と思うのですが、

 

その年によって、微妙に心が動きます。

 

素直に「はい」と言えない年もありました。

 

そういうことをお互いに共有することが大事な作業だと思っています。

 

共に「イエス」なら、おせち料理を食べた後に

 

二人で記念写真を撮って契約更新完了。

 

部屋の中でのスナップ写真ですが、

 

今までの元旦二人写真のスライドショーを見て

 

お互い、年をとったね~と笑います。

 

今年も笑いながらの新年を迎えることができました。

 

笑う門には福来る。

 

きっとよい一年になることでしょう。

 

 

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スマイルが咲きました

ベランダの菊の花が一輪咲きました。

 

↓この時の切り戻した茎に蕾が残っていたらしい。

hapo-mina.hatenablog.com

 

 こいつはぁ~ 春から縁起がいいわぃ~ (●'◡'●)

去年今年(こぞことし)

季語 去年今年 で俳句を詠みたいと毎年思うものの

 

思うだけにとどまっている。

 

高浜虚子・「去年今年貫く棒の如きもの」

 

去年今年という季語を毎年想い、心の芯にあることが、

 

ただ一日が終わり、一日が始まるだけのことに

 

少し色を添えているような気になる。

 

 

もうすぐ去年になってしまう2020年大晦日に読み終えたのは、

 

新田次郎の「つぶやき岩の秘密」。

 

hapo-mina.hatenablog.com

「もう一度見たいドラマ」のお題で書いた記事に頂いたコメントで知った作品。

教えてくださってありがとうございました。

 

新田次郎といえば時代小説、山岳小説で名が知れている作家で、

アイガー北壁を読んだときは、足元の震えを感じたこともある。

 

作家自身の孫のために書いたというこの少年小説は、

大人になった今読んでも十分に面白かった。

 

TVドラマ化された当時に、その番組を見た記憶がないのは

思い違いなのか?、

小説を読み進むも、やはりTVは見ていなかったようだ。

 

なぜ、見ていなかったのか?

微かな記憶を辿ると、Hapoさん(母)がTV禁止令を発令したからかもしれない。

一時期、TVは悪という風潮があり、母もそれに便乗しTVを見る機会がなくなり、

見ないならとテレビそのものを処分した期間があった。

時系列の記憶は定かではないけれど、中学、高校生のころだったような気がする。

そして、テレビが復活しても夜9時以降に見ることの禁止は続き、

学校で「勝手にシンドバッド」の歌マネをする同級生を見て、

サザンを知らぬ私は、

なんだそのリズムは!とびっくりしたことは、はっきりと覚えている。

 

ドラマを見ていないので、その映像はわからないが、

主人公の少年と海のロケは大変だったろうなと思う。

 

少年と書いたものの、考えがしっかりしていて

他の大人たちより本質をとらえていたように思える。

 

それが、作者から孫へのメッセージだったのかもしれない。

 

ラストシーンでの少年の判断力には恐れ入った。

 

 

この本を読み終えて、この作品に出会えたこともよかったが

解説が中島京子さんだったのも嬉しかった。

 

同世代の中島さんが、同じような感想を述べられていると、

同志を得た気分になる。

 

そして、中島京子さんの作品も読みたくもなってくる。

 

読書の連鎖反応。

 

去年今年読書三昧つつがなく

 

 

新しき年が佳き日々になることを願います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おいしさのタネで、、、

ある休日の夜。

 

その日は昼間に里山公園を3時間ほど散歩していたので

 

心地よい眠りにつけそうだった。

 

ウトウトしだして30分ほど経ったとき、

 

「ピシッ!」という音で目が覚めた。

 

線が切れたような、電気のブレーカーが切れたような音。

 

気になって部屋の明かりを点けて見回すも何も変わった様子がない。

 

それに灯りも点いた。

 

部屋を明るくしたせいで、ウトウト~の世界から引き戻されてしまった。

 

仕方ないので、枕元にあった本を読む。

 

1時間ほどして、ふたたびのウトウト~がやってきた。

 

灯を消して、眠りにつこうと思うも、

 

肩が布団から出ていたからか、体が少し冷え尿意をもよおす。

 

布団からえいやっと抜け出し用を足しに行く。

 

手を洗おうと薄暗い洗面台へ行くと、

 

なにやら細い棒のようなものが転がっている。

 

思わず手を引っ込めて、その物体を見入ると

 

それは、、、、

 

オットの歯ブラシだった。

 

歯ブラシスタンドから抜け落ちたらしい。

 

2日ほど前に新しい歯ブラシに替えたが、

 

以前より柄が少し太くなって

 

突き刺すタイプの歯ブラシスタンドへの収まりが悪かった。

 

ああ、

 

1時間前の

 

「ピシッ」という音は、

 

歯ブラシが洗面台へ落ちた音だったのか。

 

眠りの種が弾けた音の正体がわかった。

 

 

1時間の間に読んだ本は、

 

平松洋子

 

「買えない味3 おいしさのタネ」

 

どこを読んでも、リズムにあふれる文章が心地よい。

 

オチの良さも心地よい。

 

そんな心地よさに包まれて、

 

おいしさのタネは、

 

眠りのタネに代わってくれたのでした。

 

 年の瀬読書、平松洋子さんの本でウォーミングアップ。

 

読書の時間は続くよ、つづく~。

部屋の飾りを替えました~

なんちゃってクリスマス飾りを片付けて、

 

お正月風飾りに替えました~。

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丑年にちなんで~

壁のコンセントを隠したくて苦肉の策です。

 

扇子はおそらく柚木沙弥郎さんの柄ですが、

なんとなくメデタイ感じがしませんか?

 

牛の置物は「真工藝」の木版手染めのぬいぐるみです。

真工藝の鳥のシリーズの手染めのぬいぐるみは

かわいくてお気に入りのひとつです。

 

左側の植木鉢みたいなのは、達磨なんだろうけれど、

なんだか恵比寿さまのようにも見えるので

縁起物っぽくて、お正月になると飾ります。

インド象のようにも見えるんですけどね、、、)

これは増田光さんの作品。

オットが土の質感とお顔にひとめぼれ。

なので、ハレの日々には目につくところに飾ります。

これに葉物を活けるともじゃもじゃ頭に見えてそれも面白いのです。

スッと花器然としているものもいいけれど、

こういう遊び心のある器もいいなと思います。

 

富士山の絵葉書は、一富士~というぐらいですからね。

お正月には富士山の絵を飾らなきゃ~!

 

 廊下にも富士山の絵を飾りました。

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富士山と鶴亀~

これは平松礼二さんの作品。

もちろん、印刷です、けれどご本人のアトリエのある美術館の売店で買い求めました。

その日は、画家本人がアトリエにいらしてお話しを聞くことができて

思い出深い絵になりました。

 

鶴と亀のわら細工も一緒に飾って、めでたいコーナーになりました。

 

家の中に季節を感じるものを飾るのも楽しい時間です。

 

 

来る年が、めでたき日々になりますように。

 

 

介護保険も医療費控除の対象に

年末年始の休日時間だから、じっくり腰を据えてやることがあります。

 

確定申告のための帳簿整理。

 

今年はHapoさん(母)の介護保険料も

 

一部ですが医療費控除の対象になるようです。

 

久しく医療費控除はしていなかったので、

 

その申請方法も以前とは変わっているらしく

 

国税庁のホームページを見て書式などを確認します。

 

No.1127 医療費控除の対象となる介護保険制度下での居宅サービスの対価|国税庁

 

わが家では暦の元旦よりも

 

2月になって確定申告を提出して、

 

やっと新しい年がきた~とほっとします(^^ゞ

 

なのでまだまだ浮かれてはいけませーん。

 

 

コロナ禍で仕事がなくなる人々もいる中で

 

働くことができてありがたい一年だったと思います。

 

わずかながらの所得納税になるかとは思いますが

 

それでも有意義に使われることを信じて

 

納めたいと考えています。