ノコノオト noko_note

nokoの雑記帳  あれこれつれづれ

寅子のコート

NHK 朝ドラ「虎に翼」を毎回楽しく見ています。

あの人このひとが再登場して嬉しい。

そして裁判官編での展開も楽しみです。

そんななか暮れの家庭裁判所準備室で過ごす寅子が寒さのあまり室内でも着たままだったコートがとても気になりました。

Hapoさん(母)も似たようなデザインのコートを持っていて襟は共布のものとファーの2種類あって付け替えることができました。 まだワタシが小学生の頃に誂えたものですからおそらく30代後半に着ていたと思います。 それを着る日の母はいつよりおしゃれでそんな母と一緒にいるのが嬉しかったのを思い出します。 ワタシが30歳になったころ「そろそろあなたでも着られそうだから」と譲ってくれました。 子供の頃に憧れていた母のコートを自分が着る日が来るとは思いませんでした。 ちょっと古臭いなと思いながらもそのコートを着て会社に行くと「素敵ね~。どこで買ったの?」と聞かれ「母からのお下がりなんですよ」というと大事にしまっていて娘さんが着るようになって服もお母さんも喜ばれているわね。」と言ってもらえました。 そんな思い出のコートですが今はもう手元にはありません。 数年は着用し、デザインも仕立てもいいのになにせ重い! 当時はダウンコートが出始めていて、ダウンの軽さを知るとだんだんと着る機会が減ってしまいました。 母にそのことを伝えると「もうあなたのものだから好きなようにしなさい」と言われ 処分することにしました。 その後 今でも思い出すと母に言うと「ひとしきり着たのだから、それでヨシ! 形あるものはいつかは無くなるものです。十分に役目を果たしました。」と潔いおことば! さすがHapoさんです。 

ドラマのわずかなシーンでも自分の思い出と重なると嬉しいものですね。

昨日、書いた「漣」の絵でも「自分の思い出の中にあるよう」と言う言葉を書きました。 思い出せることがあるのはとても幸せで豊かなことなのだと寅子のコートが教えてくれました。

 

さて、今後のドラマの展開でも気になることがあります。

主人公の寅子さんのモデル三淵嘉子さんは東京地裁で判事補になったのち判事として名古屋地裁に移ります。 その名古屋地裁は現在の名古屋市市政資料館でドラマでは「東京地裁」として登場しています。 

名古屋でよく利用するホテルの前にある建物で外観を見ることがあるもの中を見学をしたことがありませんでした。今ではドラマ効果で見学者が殺到しているそうです。 あの時に行っておけばよかったと思うものの時すでに遅し、ブームが去ったら改めて訪問することにしましょう。

hapo-mina.hatenablog.com

 

 

はて?

実際にこの建物で働いていた名古屋時代のことはいったいどこでロケをするのか、しないのか、スタジオセットか、まさかそこを割愛してしまうのか?

 

そして再婚後に過ごした小田原にある「三淵邸・甘柑莊」のことは描かれるのか?

www.kankan-sou.com

 

これからの展開が気になり過ぎている今日この頃です。