ことばらんどでの少女たちのお手紙文化展では、
手紙がテーマになっていたり、
大事な要素になっている作品を
「手紙文学」として紹介していました。
はじめて知るジャンルです。
・ののはな通信 / 三浦しおん
・ポプラの秋 /湯本香樹実
・椿ノ恋文 / 小川糸
・鍋の中 / 村田喜代子
・小説家の一日 / 井上荒野
・ナミヤ雑貨店の奇跡 / 東野圭吾
・乙女の港 / 川端康成
・環の一年間 / 与謝野晶子
・女生徒 /太宰治
などなど。
手紙をはじめ日記や往復書簡などが
題材になっている作品です。
どれも面白そうで読んでみたくなりました。
手紙の書き方Howto本も紹介していましたが、
ワタシにとってのお手紙文学作家といえば、
清川妙先生です。
初めてそのお名前を知ったのは雑誌の付録についていた手紙の書き方本でした。
その後「すてきな手紙」を書店でみつけて購入。
楽しい手紙、
心を遊ばせる手紙、
そして、
人に喜びを贈る手紙を書くことの大切さを学びました。
2008年に清川先生の講演会に参加する機会があり、そのご本を持って、先生のおかげで手紙好きになったことを伝えると「大事に読んでもらえて嬉しい。これからもお手紙を書き続けてくださいね。」とその本にサインを頂きました。 その嬉しさを伝えたくて帰宅してすぐに先生宛の手紙を主催したカルチャーセンター気付で送ると、先生からのお返事が届いてびっくり。 お忙しいのにその後何度かお葉書を頂き、ワタシの宝物になっています。
手紙を書く楽しみや大切さを最初に教えてくれたのはHapoさん(母)ですが、それを続けて育んでこれたのは清川先生のおかげです。 人生を楽しく過ごすためのアドバイスが書かれた著書も多くてワタシのバイブルになっています。
そして、手紙といって忘れてはいけないのが庄野潤三先生です。
「お礼状はすぐに書く」という教えもあって、
作品には子どもや孫との手紙のやり取りがたくさん登場します。
こうしてみると、
ワタシ、「手紙文学」に影響を受けてきた人生のようです。
最後に手紙を書いたのは、今週の火曜日です。
手紙を書く相手がいるって幸せです。
これからも手紙を書き続けていけますように。