昨日もHapoさん(母)と面会してきました。
10月16日から、平日は回数制限なしで面会が
できるようになりました。
ちょうど差し入れしていたおやつを
食べ始めたところだったので
看護師さんは先に面会をして
そのあとゆっくりおやつをと言ってくれましたが
Hapoさんは、もう一口食べ始めているから
「もっと食べる」と言って
おやつを片付けることを拒みます。
そりゃあそうですよー。
飲食中の面会(病室内に家族が入ること)は出来ないので
先に食べさせてあげて下さい。
私は受付のところで待っていますからと
廊下から看護師さんに伝えます。
Hapoさんは「nokoちゃ~ん」と笑顔で
手を振ってくれているので
食べ終わったら来るから、
ゆっくり食べてねと声掛けすると、
「一緒に食べたーい」と言います。
今日はだめだけれど、また今度ね~と言って
いったん部屋から離れました。
数分後、看護師さんが呼びに来てくれて
病室に入っていくと
「今日は何を持ってきてくれたの?
すぐに食べたい。 一緒に食べたい」と
何度も言います。
おやつは今日も持ってきたけれど、
今食べたばかりだから、
今日のは別の日に食べてね。
といつものやりとりを繰り返していると
「早く退院して、一緒に食事に行きたいわね~」
”おやつを一緒に”よりも
大きな希望が湧いたようですね。
そうね~、一緒に食べに行きたいね~。
一緒に何を食べようかしら?
「ラーメンがいいかな、
でもラーメンならここでも食べられるから
ほかの物のほうがいいわね~」
(以前にナポリタンを食べたのをラーメンだと思っているので)
それは楽しみだわね~。
おやつ以外の食事もしっかり食べて外に一緒に行きたいね~。
「そうね、なんでも食べないとね。
でも一緒に食べたいのよ~。」
そうよね~、一緒に食べたいね~。
と話しているうちに面会終了です。
「もう帰っちゃうの?」と珍しく名残惜しそうにしています。
明日も来るからね。楽しみにしていてね。
「あら嬉しい。 楽しみだわ。 オット君も一緒?」
明日はワタシ一人だけれど、日曜日は二人で来るからね。
「オット君は仕事があるものね、
日曜日も楽しみにしているわね」
じゃあね~と
「握手でバイバイバイ♪」をして病室を後にしました。
先週は話していたら途中で疲れたと言っていたのに
昨日はとても体調がよくてほっとしました。
「早く退院して~」という母の言葉通り、
退院して在宅で介護すれば
おやつだって食事だって一緒に食べられるのに
それがままならないことに
切なさを感じながら
金木犀の香りの中を
自転車をこいで帰路につきました。