昨日、雨合羽を着て出かけたゆる体操ですが、
雨に濡れることなく往復できました。
(いまどき、雨合羽なんて言わないのでしょうね)
自転車を漕いでいると風を受けるので、
合羽は防寒着として役にたちました。
首にはストールをぐるぐる巻いて、
季節は秋を通り越してしまったような気温でした。
そして、午後からはHapoさん(母)に会いに行ってきました。
先週もおやつを差し入れして、
「今すぐ食べたい。一緒に食べたい」と
駄々をこねられてしまったのですが、
後で必ず食べられるから、楽しみにしていてね。
というと渋々「わかったわ」と言い、
「次に来るときも必ずおやつを持ってきてね」
と念押しをされていました。
そのことを書く間もなく1週間が過ぎました。
昨日の午後には小雨が降りだしていましたが、
再び雨合羽を着用して「雨にもマケズ」
いそいそと病院へ向かったのです。
そして、病院の入り口に着いたその時
あああああ!
おやつ、、、、
忘れた、、、、、、、!!!!!
出がけに玄関で雨合羽を着たり、
荷物が雨に濡れないように防水仕様のバッグに
入れ替えていたら、
おやつの入ったモリスの保冷バッグを
置き忘れてしまったようです。
ワタシよりおやつが大事Hapoさんは、なんですよ。
なのに、なのに、
どうしましょう。
病室へ行ったら
「あら~ 来てくれてありがとうね。」
の後に、
「この間のおやつ美味しかったわ~。
今日も持ってきてくれた?」
今日はね、無いの! と隠さずに伝えると
「そうなの。 じゃあ次は持ってきてね」とあっさりとしています。
ああ、よかった。と思う間もなく、
「何かある?」と再びの質問。
堂々巡りが続きそうだったので、話題転換。
看護師さんから得た情報をもとに、
今日のお昼はパンだったんでしょう?
美味しかった? と聞くと
「美味しかったわよ~」
そう、それは良かったわね。
美味しいもの食べられてよかったわね。
「そうね~。よかったわ~。」
と言いながらワタシの襟元を見て
「鳥さん?」と聞きます。
そうそう、新作の鳥のブローチよ と外して手渡すと
「幸せの青い鳥ね~ かわいいわね~」
と言いながら眺めています。
ああ、よかった、
おやつのこと忘れてくれたかなと安心していたら、
タイマーが面会終了を伝えました。
最後に握手をして病室を出ようとしたら、
「次は忘れずにおやつを持ってきてね」と念押しされました。
やっぱり、ばれていましたね「忘れた」って。
いつも面会が終わると持参のおやつを看護師さんに預けるのですが、
大事なおやつ、玄関に置いてきちゃったんですと伝えると
「ああ、私もやります。大事なものほど忘れちゃうんですよね。」
と、慰めのお言葉の後、
「来週の面会の時は一緒にお散歩へと考えているんですけれど
いかがですか。」
それはもう! ぜひ! 一緒にお願いします。
なんだかデートに誘われたみたいで嬉しいです、なんてはしゃいだら
「お天気になるといいですね。
それとおやつも持ってきてくださいね。
お母様、いつも喜ばれていますから。」と優しい言葉。
おやつの差し入れは原則禁止で、その対応は看護師さんの負担増になっているのですが、それでも母が「喜んで食べている姿を見るのは励みになります」からと言ってくれます。
お散歩のその場でおやつを食べることはできないけれど、楽しみを小出しにして少しでもHapoさん(母)が嬉しい、楽しいと思える時間が増えて欲しいと思います。
どうか次回の面会日が晴れて過ごしやすい日になりますように。