「老けてるね」って言われましたよ。
誰に?
Hapoさん(母)に!
昨日の日曜日はオットと二人でHapoさん(母)に会ってきました。
病室に行くと寝ていたようで、
声かけしてみてもトロンとしたまますっきりと目が覚めません。
そのまま見守っていようかと思って顔を覗き込んだときに
着けていたガラスのペンダントがベッドの手摺に当たってカランと音がしました。
するとパッと目をあけて、「それなーに?」と聞いてきます。
首から外して見せると、
「すごいわね~。ガラスでこんなお花の柄が作れるのね。」
可愛いものには目がないHapoさん健在です。
おかげで目が覚めたみたいだったので
持参していた写真アルバムを見てもらいました。
30年ほどまえに一緒に旅行した時の写真を集めたものです。
Hapoさんとワタシが一緒に写っているものも何枚かあります。
顔写りのよいものを選んだので、
「可愛い」って言ってくれるかと思ったら
「老けてるわね~」ですって。
え~! 若くて可愛いいでしょう~。
「そうね、私(Hapoさん)は、若くてきれいね~」
まあ、まあ、自信たっぷりに言ってくれますね~。
でも、本当に。
今のワタシと同じころの年齢のHapoさん。
ぽっちゃり体型ですが、
顔艶よくて、とっても若くて可愛いです。
今のワタシは、完全に負けてますが、
当時30歳代のワタシまで負けてしまうとは!
昔の写真を見るのを一時期は嫌がっていましたが、
この日は自分でページをめくって
懐かしそうに眺めていました。
一通り見終わったら面会時間終了のタイマー音が鳴りました。
あっという間に終わってしまったけれど、
「今日は食べるもの無いの?」と聞かれずに済んでほっとし、
アルバムをバッグに仕舞っていると、
「そこには入って無いの? 食べるもの。」と聞いてきました。
ああ、やっぱり。
私が何か美味しいものを持って来てくれると期待していたのよね。
ごめんね。 もう持ってこれないのよ。
病院の食事も、食べてくれると嬉しいな~。
「そうね、そうするわね。今日は無いのね。
来てくれてありがとうね。 また来てね。」
食べ物がないとわかるとシュンとしてしまうHapoさん。
食べる意欲はあるのだから、
なんとかならないかしら。
看護師さんにもこのやりとりを伝えると
先日のパンは小さくちぎって問題なく食べてらして、
本当にパンがお好きなんですね。
お食事に出せる機会を増やせるように調整中です。
とのこと。
飽きてもいいから毎日だしてあげて下さいとお願いして
病院を後にしました。
Hapoさんの食事も気になりますが、
30歳のワタシが老けていたのも気になる面会でした。