雑誌「銀花」を一緒に楽しんだ翌日の面会では
「なんだかnokoちゃんじゃあないみたい。 まるで別人」と不審顔です。
え~なんで~、どこがぁ~??? と聞いても
「どこかなんて分からないけど、違うひとみたいよ」
なかみはまぎれもなくワタシなんですけれどね~。
前の日に髪の毛を切ったからじゃあない?と云うと
「そうね、そうね。前髪が随分短いからだわね。」
ヘアカットに行ったのは昨日の午前中だから
昨日、気づいてもよさそうだけれど
夢中で銀花を見ていたから、
ワタシの変化には気づかなかったのね。
この日は、また眠いと言って目をつぶってしまいます。
ただ会うだけだとつまらないのでしょうね。
そこで、Hapoさんにお願いがあるのというと
「何? なに? どんなお願い?」と目を開けて起き上がりました。
背中が痒いのだけれど、手が届かないから掻いてほしいのよ。
「そんな時のために”孫の手”があるのです」
だって、今ここには無いじゃない。
自転車を漕いでいる時からずっと痒かったのだけれど
自分じゃあ掻けないからHapoさんにやってもらおうと思って
急いできたのよ~。お願~い。
すると、顔をクシャっとして笑いながら
「仕方ないわね~」と体を起こして掻いてくれました。
掻いてくれるだけでいいのに、背中のお肉をきゅっとつまみます。
もー痛いから~つままないで~。
すこし前にもこんなことがありましたね。
きゅっとつまんで、ニヤリと笑うHapoさん。
しっかり掻いてくれたから、すっきりしました。
ありがとう。
孫の手よりもHapoさんの手です。
Hapoさんの背中もさするね~。
ベッドと背中の間に手をいれて背中をさすります。
これは「背抜き」と言ってベッド面から離すことで
不快感や違和感を軽減する方法です。
お互いの背中をさわって、ほっこりした面会時間でした。
「ふれあう」って大事ですね。