会うといつもご機嫌さんのHapoさん(母)ですが、
おしゃべりしていると、愚痴や不満を言うこともあります。
「ママさん」と呼んでいる施設内で介助する方も
それなりにご高齢で70歳を超えられているのかしら?と
思われる方もいらっしゃいます。
「ママさんが大きな声で叱るから怖いのよ。」
叱られたりするの?
「私はないけれど、他の入居者の認知が進んでいる方が
食事に時間がかかったりすると、早くしなさいって大きな声で言うのよね。
聞いているだけで、嫌になっちゃうわ」
そうね、それは良くないわね。
「施設の中で暮らしていくのも大変なのよ。時間が決められているから
遅れるとお食事を片付けられてしまうこともあるみたい。」
あらら、それは大変。
「処世術を身につけないといけないから、ボケてる暇ないわ~」
それは、それは。
現場を知らない、見ていないワタシは、
全てが本当のことなのか、Hapoさんの思い込み、思い違いなのかは
分かりませんが、何かしらが原因で不愉快に思うことはあるのでしょう。
そういう話を聞くと、施設で寂しい辛い思いをしているのかな~と
切なくなってしまって
「Hapoさん、寂しい思いをしているのかな~」と聞くと
「寂しくなんかないわよ~。次から次へすることがあって
忙しくてそんなこと考えている暇なんてないから。
nokoちゃんがそんな風に思うことなんてないのよ。」
と慰めてもらってしまいました。
「過去のことは考えないの。辛いこと思い出してもしょうがないじゃない。
今、この時を過ごしていくことだけを考えているとなんとかなるものよ。」
やっぱり、母は強しですね。
だから、ママさんも強いんだ~と大笑い。
笑って過ごせて幸せね~。
と、Hapoさんが締めくくってくれました。