親が子どもになるころに てんてん、介護問題に直面す。
細川貂々/著
漫画なので、笑いのあるほのぼのとした
作風なのですが、
実体験をもとに描かれた著者の介護体験は
大変なものだったと思います。
それぞれの親が「老後のこと」は
ちゃんとやっている、心配ないと言っているのだけれど、
それは、今(現在進行形)のことではなく
死んでしまったあとのことを意味していたというのが
当人たちの考えだったということに気づいた。
実父は中学生
義父は小学生
義母は高校生
にそれぞれ小さくなっていった。
親はいつまでたっても親で、
子供もいつまでも子供ではあるけれど、
それぞれの関わり合いは
同じではなくなっていくのですね。
ワタシも母の小ささを感じることはあるけれど、
だからといって母でなくなるわけではありません。
お互いを想いあえる関係でいれば
どんな時でも安心で幸せなことですね。