68歳のケアマネさんのハラハラの毎日が綴られた本。
ケアマネさんに限らずどんな仕事も大変ですよね。
この本のケアマネさんは、ハラハラしながらも利用者さんに寄り添って奮闘しているのが伝わってきます。
Hapoさん(母)も介護保険を利用しているので、ケアマネさんがついていますが、病院内の担当者のひとりなので、個別に対応しているわけではありません。
なので介護保険の更新手続きもワタシが自分でしました。
母の場合は過去に、3人のケアマネさんに担当してもらいました。
どなたも退院前に病院の地域連携室からの紹介でした。
最初の頃は、Hapoさん(母)が頑なにデイサービスなどの利用を拒んでいましたから、ケアプランを作るに至らず、ワタシが通いで生活支援をしていました。
その後、施設に入ったり、入退院を繰り返したりで、ケアマネさんに今後のことを相談するも、「それは病院のソーシャルワーカーさんに相談してください」と言われ、ソーシャルワーカーさんはこんな施設がありますよと一覧を提示して紹介はしてくれるもののその先の面談したりは家族(つまりワタシ)が動かなくてはいけません。 なんだかんだとネットで調べたり、電話したりアポとったりと自分でやるしかありませんでした。 手続きのことはもちろん、心の葛藤も含めて相談できる人が居てくれたもう少し負担が少なかったかもしれないと思いながらもなんとか先に進んできました。
そんな気持ちでこの本を読んでいると、このケアマネさんに担当してもらった利用者さんは幸せだと思いました。利用者さんの怒りを受けながらもなんとか先に進んでくれたのですから。 こんなに寄り添ってくれる人、そうはいないと思いますよ。
映画やドキュメンタリー、介護の本に登場するケアマネさんや施設の方々ってほんとうに篤い志を持っていますよね。 だからこそ媒体に載るのでしょうね。
この本を発行している「三五館シンシャ」は、
・マンション管理人
・メーター検針員
・派遣添乗員
などのお仕事日記も発行しています。
ほんとうに、どんな仕事も大変です。
そんな中に小さな喜びをみつけて働いていくのです。
仕事も暮らしもおなじですね。
苦あれば楽あり。