昨夜のこと。
私のご飯茶碗が欠けました。
オットが食器洗いをしたときに手が滑って、がちゃん!
あ~、また、、、。
でも怒りませんよ、ワタシ。
オットも「良かったね~」なんて言ってます。
なぜかというと、、
器の欠けを漆継ぎで直すことができるからです。
うん、これくらいなら大丈夫。
雨降りで湿気の多いので漆の作業に最適な時季ですしね。
ひとつだけを直すのも、漆が無駄になるので、
一緒に木製品の拭き漆もやろうと思います。
生漆と砥の粉を練った「錆漆」というのを作って
欠けた部分のパテ(充填剤)として使います。
欠けを埋めたら「室」で一週間ほどかけて硬化させてから
表面を研磨して整えたら仕上げの色漆を塗るのですが、
私は仕上げも生漆を使います。
硬化すると茶色く色が変わるので陶器の普段使いの器なら十分です。
金継ぎと言われるのは、仕上げのときに金を蒔くのでそう呼ばれるのですが、
漆だけで仕上げるほうがウチの食器には合っています。
素朴な民陶が好きだし、何より漆だけなので手軽にできます。
漆継ぎはかぶれに気をつけさえすれば、難しい作業ではないと思います。
↑ 去年直した器たち。
・小鹿田焼の飛びカンナの飯椀
・瀬戸本業窯の二彩の小鉢
(お直ししたのは このほかにもいくつもあります。)
どれも旅先で求めた思い出の器です。
どれもオットが手を滑らして欠けた器です。
食器洗いを日々してくれるオットの勲章でもあります🤣
今思う、オットの握力は弱いのか???