篠原八幡神社で岩手の鹿踊りが奉納されるとだけ知り 出かけたので踊り手が三グループあるとは知らず、鹿踊りにもいろんな装束があるのだなと思って準備をしている方々を遠目で眺めていました。 その中のおひとりが舞の予行練習をされていて狐の襟巻の小さくしたような物を手にしていました。
「あれ、なんだろうね?」「寒いから襟巻なんじゃない?」「でも、サイズが小さいし、手に持って踊ってるって、、、?」オットと二人で会話をしていても答えは出ません。 その踊り手の方がお茶を飲んで一服されていたのでワタシから声をかけてみました。
「これはね、イタチなのよ。本物よ。触っていいわよ。」と手に持たせてくれます。
突然に声をかけたのに、自分たちは「黒川さんさ踊り」の踊り手だということ、その黒川さんさ踊りのことを説明して下さいました。
・イタチはネズミを退治する益獣
・このイタチを持って踊る人のことを「一八(いっぱち)」と呼ぶこと
・一八は踊りの先導役
・残りの舞手は浴衣に
「赤・黄・桃・紫・水色・黄緑・白」の色帯を締めていること
揺れる色帯と背中につけている鈴の音が
ゆったりとしたリズムを奏でています。
ゆるやかに感じるお囃子なのですが、
体を大きく使った踊りは
日本で一番激しい盆踊りとも言われているそうです。
太鼓と笛の人も同じように踊っているのもすごかったです。
盛岡の黒川地区・舘林神社の例大祭(毎年8月17日)で舞の奉納があります。
演目(踊り)もいろいろあるからいつか本場で観てね。
と言ってくださった一八さん。
世の中はクリスマスモードで、
カラフルな色帯がクリスマス飾りのようだったと
言えなくはないけれど、
ワタシは日本の郷土芸能が気になります。
勇気をもって声をかけてみたことで
知らなかったことを知ることができました。
ワクワクの種がまたひとつ増えましたよ。
アドベントカレンダーのように
毎月のお楽しみをたくさんぶら下げていきましょう^-^