赤い毛糸を出したとたんに
「火鉢にかけたヤカンの口からでている湯気に
ぴゅ~っと当てて伸ばすのよ」
ワタシが何も言っていないのに、
この糸がほどいたもので、
編み跡があってねじれているのを見て
それを直す方法がすっと口にでたHapoさん(母)です。
とつぜん”火鉢”なんて言うから何のことかと思ったら
糸の形状を見たら言わずにいられなかったようです。
赤い毛糸をぐるぐる巻いて小さなポンポンを作ってほしくて
持っていったのですが、なんだか興がのらない様子。
雑誌・銀花を読んだ時のようにはなりませんでした。
それでもふたりの共同作業でいびつながらも出来上がると
手のひらに乗せて「やわらかくて軽いのね~」と言いながら
ポンポンとしています。
もう一つ作る? と聞くと
「もういい、疲れた」と目をつぶってしまいました。
なにかしら、楽しめるものをと考えているけれど
うまくいったり、いかなかったりです。
話が続かないと
すぐに「気をつけて帰りなさい」と言われちゃうのが
最近の幸せな悩みです。
手を変え品を変え、
Hapoさんが喜ぶことを考えています。