ノコノオト noko_note

nokoの雑記帳  あれこれつれづれ

紙オムツは元気なときにこそ、着用すべし?

紙オムツ、はいたことありますか?

 

「赤ちゃんの時に、毎日愛用してたわよ。」

 

「私の時代は、布おむつだったわね。」

 

おそらく昭和50(1970)年代以前に赤ちゃんだった方の多くは

↑こんな感じの布おむつが主流でしたよね。

 

お母さんが、晒(さらし)でおむつを縫って、

生まれてくる赤ちゃんを心待ちにしてしている

なんていう光景もあったでしょうね。

 

それよりも前は新しい晒ではなく古くなった浴衣をほどいて

オムツに使っていたこともあったようです。

 

 

現代に生きる若者は、「晒」って知っているのかな?

 

昭和52年にアメリカから乳幼児用の紙おむつが輸入されてから時代は変わりました。

 

今や、オムツは紙オムツが主流ですよね。

 

赤ちゃん用も、大人用も。

 

今、入院中のHapoさんも紙オムツを着用しています。

 

トイレへ自力で行けないと、紙オムツの着用になって、トイレに行かないから

寝たままになってしまって、と悪循環になってしまいます。

 

 

「紙オムツをはく」ってどういうことか分かりますか?

 

多くの人は、何かしらの手術してベッドに寝た状態が続くことになった時、

初めて、何の前ぶれもなくオムツを着用しているということになると思います。

 

その時が来るまで、その時にならないと「紙オムツ」を着用するってどいうことかを知らない人がほとんどです。

 

入院ではなく、高齢になることで失禁することもあり紙オムツを使うこともあります。

 

今の紙オムツは高性能なので、においや尿漏れの心配も少なくなっているとは思いますが、それを実感したことありますか?

 

 

私、あります。

 

今から30年ほど前に、Hapoさんが老後のセミナーのひとつに「年を取る前に紙オムツを体験してみよう」というような内容があって、1枚の紙オムツをもらってきて、家に帰ってから実践していました。 当時の私はまだ若く、老後のことに考えが及ばず、変なことしているなと冷めた目でHapoさんのことを見ていました。

 

そんな記憶が30年後によみがえり、私もはいてみようという気持ちになりました。

 

実際、着用したのは、リハビリパンツですが、、、。

 

 

 まだ涼しい頃だったので、日中穿いていると毛糸のパンツみたいで暖かで着心地は悪くないです。

 

さて、尿意を感じたものの、なかなかパンツへとはいかず

トイレで用を済ますこと数回。

トイレでの脱ぎ着も実践しましたが、両手を自由に使えるならば無理なくできます。

手すりにつかまりながらとか、手に麻痺があったりしたら、大変かもしれません。

 

いよいよ、リハビリパンツに直接、、、してみました。

 

しかし立ったままは到底無理。

トイレに座って、着用したまま、、、、。

 

用が済んで、立ち上がるとパンツ重い。

尿の分だけ増えましたものね。

なんか少し下がって宙ぶらりんな感じがします。

この重さがヨコ漏れの原因になるのかもしれません。

 

日常の動きがちょっとぎこちないかんじ。

濡れているという感じはしないものの、、ニョロっとした感じがします。

 

寝ていたり、車椅子に座っていたら肌との接点が増えるからもっと不快かも。

 

尿を数回分吸収するようになっていますが、私は1回でギブアップ。

元気だからこそ、ギブアップできたけれど。

 

紙オムツは便利で、介護の負担を減らす優れた商品だと思います。

 

介護する側もどんな物なのか知って使うと

より良い使い方になっていくのかなと感じました。

 

日中や夜間、使う人に合わせた使い方ができるように、

 

使う人の気持ちをほんの少しでも分かるように、

 

紙オムツを、

 

元気なうちに、ぜひ体験してみてください。

 

そんなこと、何をいまさらな内容なのかもしれないけれど、

介護の入り口の私には、とてもいい体験になりました。

 

 

紙オムツは病人や高齢者だけでなく、災害時にも役立ちます。

 

着用するだけでなく、中の吸水ポリマーを簡易トイレで使ったり、

雨漏りの応急処置に使ったりもできます。

 

そんな使い方を考えることができるのも

 

元気な時こそです。

 

どうです?

 

試してみますか?