・ほたるっこ ヤン・カラフィアート/作
・おとぎばなしをしましょう フランチシェク・フルビーン/ぶん
・レシピとよぶほどのものでもないわたしのごちそう365 寿木けい/著
・小日向でお茶を 中島京子/著
・まずはこれ食べて 原田ひ香/著
・今日の人生 益田ミリ/著
・余命一年、男をかう 吉川トリコ/著
**********
絵本、児童文学、エッセイ、
そしてちょっと変わった小説を読んだ11月。
やっぱり食べ物にまつわる話の多いことったら。
で、平松洋子さんのエッセイはすごい。
- 価格: 1760 円
- 楽天で詳細を見る
ある一編は、
「冬は、勇気が試される季節です。」ではじまり。
「冬の朝のワンダーだ。」で終わる。
何についての話だと思います?
なんと、「煮凝り」
そう、お魚や牛すじを煮た煮汁が
冷めて固まるプルンとした「煮こごり」です。
確かに夏にはデキナイですよ、煮こごりは。
副産物であるものへの着眼点が
ワンダーだと思うのです。
そして、途中には温泉でのエピソードも盛り込まれているのですから、
ほんと、すごいです。
起承転結の「起」の言葉がすごくいい。
ほかにも「夜中は悩ましい」ですって。
さてこれは何?
答えはどうぞ本を手に取って確かめてください。
そして、本のタイトルになった
「パセリカレー」にもぜひ挑戦してみてください。
ついついおすすめしたくなる魅力的なエッセイがつまっています。
11月も今日で終わり。
なにやら忙しいような、そうでないような。
師走になるからといっても焦らずに、
いつも通りの日々を過ごしてゆこうと思います。