ノコノオト noko_note

nokoの雑記帳  あれこれつれづれ

2023年11月に読んだ本

・ほたるっこ   ヤン・カラフィアート/作

 

・ふしぎな庭   イージートゥルンカ/作

 

おとぎばなしをしましょう  フランチシェク・フルビーン/ぶん

 

・レシピとよぶほどのものでもないわたしのごちそう365   寿木けい/著

 

・小日向でお茶を   中島京子/著

 

・パセリカレーの立ち話   平松洋子/著

 

・まずはこれ食べて     原田ひ香/著

 

・今日の人生     益田ミリ/著

 

・余命一年、男をかう     吉川トリコ/著

 

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絵本、児童文学、エッセイ、

そしてちょっと変わった小説を読んだ11月。

やっぱり食べ物にまつわる話の多いことったら。

 

で、平松洋子さんのエッセイはすごい。

 

ある一編は、

「冬は、勇気が試される季節です。」ではじまり。

「冬の朝のワンダーだ。」で終わる。

何についての話だと思います?

なんと、「煮凝り」

そう、お魚や牛すじを煮た煮汁が

冷めて固まるプルンとした「煮こごり」です。

確かに夏にはデキナイですよ、煮こごりは。

副産物であるものへの着眼点が

ワンダーだと思うのです。

そして、途中には温泉でのエピソードも盛り込まれているのですから、

ほんと、すごいです。

起承転結の「起」の言葉がすごくいい。

 

ほかにも「夜中は悩ましい」ですって。

さてこれは何? 

答えはどうぞ本を手に取って確かめてください。

そして、本のタイトルになった

「パセリカレー」にもぜひ挑戦してみてください。

ついついおすすめしたくなる魅力的なエッセイがつまっています。

 

 

11月も今日で終わり。

 

なにやら忙しいような、そうでないような。

師走になるからといっても焦らずに、

いつも通りの日々を過ごしてゆこうと思います。