ノコノオト noko_note

nokoの雑記帳  あれこれつれづれ

Hapoさん(母)92歳になりました 

92歳おめでとう♪

バースデイカードを手渡して、おめでとう♪と伝えると

「ありがとう。 何か食べるものはあるの」

 

あらららら~。

やっぱり、私が来ると食べるものを持ってきてくれると

期待しちゃっているのよね。

本当ならお祝いのケーキを一緒に食べたいのにね。

ごめんね~。

病院の食事は食べたくないの? と聞くと

「クリームソーダを食べたよ」と言います。

アイスやカルピスをだしてくれているから、

新しくクリームソーダもメニューに加わったのね。

「おいしかったわ~。 何年ぶりかしら~」

と喜んでいました。

ソーダ」か、どうかは謎ですが。

 

10分の面会時間はあっという間。

また来るからね。

「そうね、次は何か食べるもの持ってきてね」

あああぁ、やっぱりそこなのね。

先生に持ってきていいか お願いしてみるね。

じゃあね~ バイバーイと

ベッドで力強く手を振ってくれたHapoさんでした。

 

ナースステーションで今日の会話を伝えて

本人が食べる気持ちがあるのに、

食べたいものがなくて食べないという状況をなんとかしたいので、

食べ物の差し入れの再開を担当医にお願いしてほしいと伝えました。

なんだかグルメでわがままな人のようですけれど、ね。

高齢になると口腔や嚥下、消化機能などの兼ね合いで

食べたいものと食べられるものが一致しないのが辛いです。

 

感染症のリスクを考えれば

Hapoさんだけ特別というわけにはいかないのは

重々承知しているけれど、

「食べたい」気持ちを尊重してあげて欲しいのです。 

だって今までは、「いらない、食べない」と言っていたのに、

「食べたい」と言っているんですもの。

看護師さんもそれはわかっているので、

なんとかしたいとは言ってくれました。

 

 

こういうことがあると、

病院にいることが最善なのかと悩んでしまいます。

同居して介護するという道を選ばなかったことも悔やんでいます。

あれやこれや思いは巡るものの、

悔やむよりも今を、この先を考えようと気持ちを切り替えます。

 

先ずは、

リクエストのカステラを一日でも早く持っていけますように。

 

そして、

92歳のお誕生日を迎えられたことがなによりも嬉しいのです。