ワタシは138日でくじけてしまいましたが、365日作り続けていた方の
展覧会がありました。
残念ながら会期は4月26日で終わってしまったのですが、
行かれた方のブログやSNSで作品の一部を拝見することができました。
一定のルールの中で毎日欠かさず制作をつづけることで自身の存在を表現しています。日々の積み重ねが人生になるのと同じように、毎日の制作から「生きる」というテーマが生まれました。繰り返されるモチーフは少しずつ色と形を変えながら、集積して作品となります。
「ひらく」という作品のモチーフは剥いた蜜柑の皮を型紙にして縫い合わせたもの。
365個がつながって直径200cmの大作に仕上がったそうです。
ほかにも林檎、小松菜、ヤツデなどがモチーフになっているそうです。
それを知り、家庭の中にある身近なものを作品にしていく感性が
アプリケ作家の宮脇綾子さんに通じるものがあるなぁと思いました。
展覧会に行くことができなくて残念だったのですが、
別のギャラリーで、「for 20 years展」が開催されているのを知り
そちらへ伺うことができました。
作家さんが在廊されていて
剥いた蜜柑や林檎の皮が型紙になって素材を変え元の形に戻り、
アートになっていく過程も発想も楽しくて仕方がないと話して下さいました。
そして次の集積も試作中だそうです。
新しい集積作品がどんなものになっていくのか、今から楽しみです。
生活の中からテーマを見つけ出し作品にされていることに
とても刺激を受けました。
続けることってほんとうにすごいことなんだと改めて思いました。