老母の握力

介護の入り口。老母(ローボ)と老娘(ロームス)のつれづれ。

高齢者が病院を退院するまでの不安は、、、

Hapoさんの病院へ行ってきました。

 

リハビリ見学をして、そのあと家族との面談時間を設けてもらいました。

 

コロナ禍の影響で面会もままならない中、

退院へむけての話し合いということだったので面会が許可されました。

 

Hapoさん、一か月前より、顔色がよくて、できることも増えてきている様子です。

ただ、体力が続かない。

繰り返す作業をすぐに疲れて休憩をはさんでいます。

やはり見守りがないと生活は難しいでしょう。

 

さて、面談室に入るとHapoさん

「もう、やんなっちゃった。左足を骨折したときは4週間で退院できたのに、今度は4ヶ月だよ。いったい4ヶ月何やってたんだろう。」と 快復を感じられないのか投げやりなことを言います。

 

すかさず、「4ヶ月もがんばったから良くなってきてるんだよ。痛みもなくなったでしょ。歩ける距離も増えているし、たくさんがんばったんだよ。がんばってくれてありがとうね。」と声をかけると、

 

「そうね、がんばった。良くなった。一人でトイレへ行けるようにもう少しがんばる。」と前向きなことを言ってくれて、ほっとしました。

 

病院の人たちは親切にしてはくれるけれど、

これからどうなるんだろうという不安が、

「もう、やんなっちゃった。」という言葉に現れたのかもしれません。

 

けれど「もう少し 頑張る」と言ったのは、

Hapoさんなりの家族への思いやりだったのだと思います。

 

ソーシャルワーカーさんから今後のリハビリ計画の説明を受けると

「これからのこと」が話題になりました。

 

Hapoさん

「一人で住むのは不安だから、Nokoさん(私)と一緒に住んで、時々会いに来てくれるのがいい。けれどそれぞれの生活があるから無理は言えない。」

 

???

一緒に住めば、毎日会えるのに、なんか状況がごちゃ混ぜになっているみたい。

結局 私のそばがいいって言ってるんだよな。

 (今までももっと会いに来てほしかったんだな。)

 

「お金なんか、あの世へ持っていけないんだから

  自分のためにぱーっと使えばいい。」

 

「どういう風に使うの?」

 

「そりゃあ、医療だよ。病院にずっと居て、

  世話になるために使えばいい。」

 

「病院に居られる期間は限られているんだよ。」

 

「わかっているよ。あと何年生きるかわからないけれど、

  それまで足りるだろう。」

 

微妙に話がかみ合わない。

 

けど、家に戻って一人暮らしは無理だという自覚はあるみたい。

 

すると、兄が、

 

「今日、老人ホームの見学に行ってきたんだ。」

 

え~ いきなり切り出すんですか!!!!!

 

と思ったら

 

「そこは個室?」

 

と話に乗ってきた。

 

すごいぞ、アニキ 直球勝負だね。

 

施設の写真を見せたりしたら、

 

次に行くあてができて安心したのか、

施設に入るということは受け入れてくれました。

 

「そこが、いい」とは言ってもらえなかったけれど。

 

 

家に帰ってから

Hapoさんの言葉を考える。

 

「一人で住むのは不安だから、Nokoさん(私)がそばに居て、

 時々会いに来てくれるのがいい。

 けれどそれぞれの生活があるから無理は言えない。」

 

娘と一緒に居たい。

 

それを叶えてあげられない 切なさがこみあげる。

 

 

三兄には、一緒に見に行った施設に決めればいいと言われたけれど

私の近所にも入居できる施設がないか、

もう一度探してみることにした。

 

私の家の近所となると家賃相当額が高くなりコストがあがる。

けれど県外の施設へ会いに行く交通費を考えると

同じくらいになるのかもしれない。

 

 

考えられる選択肢はできるだけ多くして、

Hapoさんさんが安心して

「ここが、いい」という施設に入れるように

もうひとふんばりしてみます。