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nokoの雑記帳  あれこれつれづれ

手紙文学作品 井上荒野の[小説家の一日]を読む

手紙文学作品のひとつに紹介されていた

「小説家の一日・井上荒野/著」を読みました。

hapo-mina.hatenablog.com

 

10の短編は、メールやメモ、小説の原稿など

「書くこと、伝えたこと」が話しの中核になっています。

それらが登場人物に大きく影響されていました。

 

小説家が主人公として登場する

本のタイトルにもなっている「小説家の一日」は

お話のなかの小説家の名前が「海里」なんです。

海と山(野)、ずばり著者の井上荒野さんがモデルですね。

八ヶ岳の麓の別荘地に住んでいて朝食や散歩のシーンは、

↓ 先日見たNHKテレビの「人と暮らしと、台所」での

荒野さんそのものだな~と思いながら読み終えました。

www.nhk.jp

 

 

作品の中で「短編のプロットはなかなか かたちにならない」と

もやもやしている姿も描かれています。

もやもやしたのち、スッキリして作品が生まれてくるのですね。

 

台所は「文体」だと語っていた荒野さん。

新しい料理への挑戦も作品になっていくのか~

これからも楽しみです。