行きたいと思っています。
さて、土方久功はどんな方なのでしょうか?
出かける前にちょっと予習をしてみようと
読んでみました。
土方久功(ひじかた ひさかつ)1900~1977年
彫刻家、詩人、戦前に十余年ミクロネシアのパラオ島サワタヌ島を中心にした地域に滞在し民族文化に関する資料を収集・記録した。
残された彼の日記をもとに編まれたこの物語には日本のミクロネシア統治時代に南洋の島へ渡ったいきさつや、友好のあった人たち、自身の結婚、夢の暮らしと現実との葛藤、疎開生活から東京での再出発などが綴られていました。
そも、土方久功はなぜ南洋へ渡ったのか?
寒さ嫌い、経済的事情、書物からの影響などが相まって1929年にサイパンなどを経て、パラオ諸島のコロールに到着した。その後現地で南洋庁の委託となり島内の学校で木彫り制作の講習をするようになる。
土方作品の多くは世田谷美術館開館(1986年)時に寄贈され、
「企画展を適宜行う」が作品寄贈の条件のひとつだったらしい。
その「土方久功展」が最初に実現したのは1991年のこと。
その後2007年に中島敦との「パラオ・ふたつの人生展」が開催、
そして今回2023年の柚木沙弥郎作品との展覧会が世田谷美術館で開催中です。
美術館の企画として二人展は珍しいことではないと思いますが、直接の交友があったわけではない二人を取り合わた展示に興味がわきます。
題材などに柚木沙弥郎さんとの共通点があるのでしょうか。
ところで、土方さんは絵本も手掛けています。
この本に登場する虎がなんとも、味があるのです。
南洋のどこかで出会った人物を
オマージュしているようにも思えます。
そんなこともわかるかもしれない二人展を
見に行くのがとても楽しみです。