航海用語で船を直進させることを意味する操舵号令「ようそろ」を名前にした資料館には大津御船祭りで実際に使われる木造船が展示されていました。
船体にはきれいな装飾が描かれています。
こんなにきれいに絵が描かれている船が海へ漕ぎだすのかしら?と疑問に思っていたら資料館の方がお祭りの説明をしてくださいました。
大津御船祭は全国でも珍しく陸上を曳く船祭りだそうです。
船に神輿を載せお囃子の人も乗ると10トンほどあるのをどうやって曳くのでしょうか。
↑ソロバンと呼ばれる井桁100丁をを地面に敷いて船体を人力で左右に振って摩擦を減らし、300人ほどの曳き手が一斉に引くと一度に20mほど前進するそうです。それを繰り返して2kmを5時間ほどかかけて移動します。
実際の様子をビデオで見ましたが壮観!圧巻です。道幅の狭い商店街を曳き手と見物客がひしめき合っています。 一枚目の写真に住宅の壁がありますがまさにこの距離感で船が進んでいくそうです。
全国に御船祭りはありますが、これは本当に珍しいですね。
5年に一度のお祭りで次は来年の5月2日、3日に開催されるそうです。
↓リンクからお祭りの様子が動画で見られます。
www.kitaibarakishi-kankokyokai.gr.jp
何気なく入った資料館で珍しいお祭りのことを知ることができました。
2階の鮟鱇のコーナーでは調理方法も紹介されていて真剣に見てしまいました。
美味しかった鮟鱇を家でも食べられると嬉しいですものね。
寄せ鍋のようにだし汁で煮込むのがあんこう鍋で、それ以外にも「どぶ汁」という鍋もあるそうです。 今回食べたのは「どぶ汁」のほうでした。
「どぶ汁」はあん肝をからい炒りして色がオレンジ色に変わったら味噌と大根を加えてまぜ、鮟鱇やネギなどほかの具材を加えてひと煮たちしたら出来上がりです。焦げやすいので煮立ったら火を止めて、冷めたらまた火をいれて食べたほうがいいそうです。残りの汁で作る雑炊は絶品なんですって。家で再現してぜひ食べてみたいのですが、さて、近所で鮟鱇が手に入るかが問題ですね。
世界にはいろいろな種類の鮟鱇がいるんですね。
平潟漁港にも居ましたよ^-^
資料館の売店にもたくさん居ました。
お土産に買って帰りたいなと思ったのですが、売り物ではないのですって。
資料館で近隣の観光映像を見ていたオットが次に行きたいところを見つけました。
グーグルマップで探してそこにあった写真をみたら
「おおーこれはすごい!」
満場一致(二人しかいませんが)で車で20分ほどのその場所へ移動決定です。
はい。それでは続きはまた明日^-^