久しぶりの「落とし物」シリーズです。
歩道脇の植え込みに丸い物体が遠目で見えました。
花が咲いているにしては一輪だけでは不自然です。
近寄ってよーく見ると
生花で作ったコサージュのようです。
近くに中学校があるので卒業式に出席したどなたかが
着けていたものでしょうか。
体育館で「仰げば尊し」を聞いていたのかな?
落としたのに気づかずに帰ってしまったのか、
それとも何かの合図なのかな?
卒業記念の一頁を彩ったこのコサージュに心があったなら
ここで涙しているかもしれませんね。
なんだか
2月に読んだ 東直子/著 「とりつくしま」の
続編になりそうです。
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