桐生でお昼といえば、
「ひもかわうどん」かもしれませんが、
この日は、印度カレーと決めていました。
古民家と言っていいのか、、、
営業していますか?と
ちょっと疑いたくなる店構えではありますが、
民藝好きにはワンダーランドのお店「異国調菜 芭蕉」です。
初代店主の小池魚心が、
昭和12(1937)年「芭蕉」を桐生にて創業。
昭和28(1953)年に棟方志功に馬の壁画制作を依頼する。
馬だけでよかったのに裸の天女も描かれていて
この店の雰囲気に合わないからと出来上がったその日のうちに
漆喰で塗りつぶしてしまいその後は
絵馬などをその壁面に飾っていた。
平成20(2008)年に2代目店主が、
55年の時を経て漆喰を剥がし壁画を復活させた。
そう! この壁画を見たくて桐生までやってきたのです。
初代店主の小池魚心や 異国調菜 芭蕉 のことはテレビや雑誌などでも
たびたび紹介されているようです。
「今ならねぇ、裸の女性が描かれていても気にもとめないでしょうけれど当時は、”ずいぶんハレンチなものを描いてくれたもんだ”と思ったみたいですよ」と女将さんが話してくれました。
天女をこんなに描いたのは、きっと志功センセ、興にのっていたんでしょうねぇ~と思ったワタシです。 さて、その志功センセも食べたかどうかは不明ですが、初代考案の印度カレーを頂きましょう♪
まずは、サラダ。
ほどよい酸味のドレッシングがうまくからまって
ツヤツヤ、パリパリの野菜サラダです。
そしてうずらのゆで卵がトッピングされた印度カレーは
玉ねぎのあまみがマイルドながら、スパイスがしっかり効いて
食べ終わる頃にはじんわりと汗をかきました。
そして最後にアイスコーヒーを頂いてフィニッシュ♪
ごちそうさまでした。
地味な色味の器ですが、民陶の器で食事ができるのは
おいしさをプラスしてくれています。
食後は2階席も見させて頂きました。
ちいさな民藝館のような店内は、
思ったとおりのワンダーランドでした。
満腹(^^♪ 眼福(^^♪
さて、満足したので次の目的地「太田」へ向かいましょう。