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nokoの雑記帳  あれこれつれづれ

港区立郷土歴史館を訪ねる

南青山から散歩をして、港区立郷土歴史館に到着♪

 

ここは東京大学建築科教授でもあった内田祥三氏の設計です。

隣接の東京大学医科学研究所や本郷キャンパス安田講堂

設計しています。

 

連続アーチが特徴的な外観は「内田ゴシック」と

呼ばれているそうです。

 

 

 

 

 

中央ホールは建設当時の部材がほとんど残されています。

床のタイルと円形の天井が対照的なデザインに思えました。

 

 

旧講堂は階段状になっています。

 

作り付けの椅子とアイアンの脚がモダンです。

 

講堂の両脇にあったレリーフ

山羊が草を食んでいるのでしょうか。

なんだか可愛いけれど、きっと何か意味があるのでしょうね。

 

 

1938年に米国ロックフェラー財団の支援、寄付のもとに建てられ

2002年に埼玉県和光市へその機関が移転するまで

使われていたそうです。

 

いまでも白衣を着た研究者たちが廊下を歩いていそうな

雰囲気でした。

 

作家の庄野潤三先生もロックフェラー財団奨学金を得て

アメリオハイオ州ににあるケニオン大学の研究員として留学し、

そのときの様子を「ガンビア滞在記」として書いています。

 

おもわぬところで、つながりを発見しましたね。

 

www.minato-rekishi.com

 

 

正面エントランスを望める場所にベンチがいくつかあって

そこでのんびり過ごすのもよさそうでした。

 

と思いながらも次の松岡美術館へ急ぐワタシでした。