昨日は薄曇りの中、ご近所の紫陽花の咲く道を選んで散歩してきました。
ドクダミが紫陽花の子供たちのように見えます。
白く見える中にも薄い青や緑の色の重なりを感じます。
七変化の紫陽花を見ていたら、
車いすのお母様と散歩するご夫婦と一緒になり、
どちらからともなく
「紫陽花きれいですよね」
「箱根まで出かけなくても近所で楽しめていいですよね」
とお話をしました。
ワタシは
「入院中の母に見せてあげようと思って写真を撮っていたんです」というと
「コロナだからなかなか面会できなくてお辛いですね。
うちの場合は難病で入院ができないんですよ。
母の通院帰りだけれど、このまま帰るのがもったいなくて
紫陽花散歩しているんです。」
そのお母様は、白い紫陽花を手にされて嬉しそうにされていました。
お互いが
「きれいな紫陽花を見られてよかったですね。」
と言ってお別れしました。
車椅子でもご家族とお散歩ができてうらやましいなと思っていたけれど
それぞれがそれぞれの事情を抱えて生きているんですね。
毎年、紫陽花散歩を楽しんでいますが、
その時々に感じることも変わって
季節がめぐっています。