山口蓬春記念館へ行った日は、
真名瀬漁港にある町営の駐車場に車を停めて、
芝崎海岸~一色海岸~県立近代美術館~山口蓬春記念館~
~小径散歩~葉山しおさい公園~真名瀬駐車場のコースを歩きました。
町営の駐車場は季節や時間帯によって料金が変わりますが
この日は1時間100円で停めることができました。
小径には可愛い名前札があるので道に迷うことはありません。
いくつかの小径や路地裏を歩いていると
あら、
ここは、加地邸ですね。
沈丁花が そこここで香っていました。
現役の丸いポストもあったり、歩いているだけなのに
なんとなくうきうきしてきます。
県立美術館内の展示は見なかったのですが
屋外展示の作品を観ながら庭を散策しました。
↑ オーシャンビューのレストランは庭から眺めても美しく、
背景の山があってこその建築だと感じました。
↑鉄の塊? 保田春彦〈地平の幕舎〉
ほんとうの竹?と思ったらこれも作品のようです。
眞板雅文 〈天地の恵み〉
建物と周りの景色とが融合して面白い作品群で、
お庭だけでもなかなかの見ごたえでした。
六角堂が気になって最後に立ち寄ったのが「しおさい公園」です。
葉山御用邸付属邸の跡地を公園として整備された場所で
敷地内には公園と博物館があります。
展示の中に数ミリの貝殻がありルーペで見るようになっていたのですが、
その小ささでも細やかで綺麗な模様があってびっくりしました。
ついでに入った博物館でしたが、相模湾に関する展示を面白く見ました。
来てみないとわからないことってありますね。
日本画も博物館も町中散歩も楽しめて充実の一日でした。
この日、いちばん心に残ったのは
真名瀬漁港に車を停めて海沿いを歩いていたときに見たこの景色です。
かすんでいて写真ではわかりにくいのですが
右手に江の島、左手奥に富士山が見えています。
写真には納まっていませんが、右手前には森戸神社の赤い鳥居も見えていました。
自分の住むところからも天気がいいと富士山が見えますが
丹沢山塊越しで頭の部分が少し見えるだけです。
普段と違う海越しに見える富士山は特別感があって
この景色を見ただけでもよかったと思えたほどです。
それと、シーカヤックやSUPを漕いでいる人たちを見かけて
かつてオットとこの海を漕いだことも懐かしく思い出しました。
こうやって見ると岬から岬へと結構な距離を
当時は漕いでいて、「若かったね~」と二人で笑いました。
外に出ると発見があったり思い出がよみがえったり
いいこといっぱい。
本当はこの日、
世田谷美術館へ行きたかったのですが、
却下されたのも結果オーライです。
密にならない場所に 密にならない方法で出かけて
楽しみを増やしていきたいです。
それぞれが それぞれの
楽しいと思える時間を過ごせますように。