・青いお皿の特別料理 川本三郎/著
・伊勢海老恋し 和田はつ子/著
・肉小説集 坂木司/著
・スバらしきバス 平田俊子/著
・二人乗り 平田俊子/著
・ランチ酒 おかわり日和 原田ひ香/著
・外は夏 キムエラン/著 古川綾子/訳
・明日も元気でいきましょう 新井素子/著
・不在 彩瀬まる/著
・朝が来るまでそばにいる 彩瀬まる/著
・お誕生会クロニクル 古内一絵/著
・自転車に乗って アウトドアと文藝 27人の短編アンソロジー
・たいせつなとき レイフ・クリスチャンソン/文 にもんじまさあき/訳
ほりかわりまこ/絵
7月も食べ物が題材になった作品を多く読みました。
初めての作家さんの作品も多し。
タイトルに引き付けられた低反発枕草子に はまって
平田俊子さんの作品を4冊続けて読みましたが、詩集は、これ詩?
小説のネタ帳なの? と思うような文体で、そして小説はきわどいというか
ブラックというか、ほぉーーーと思うことばかり、嫌と言うわけではなく
新しい世界を見つけた感じ。 いちばんしっくりきたのはエッセイ集の2冊。
日常が描かれていて、現実がそこにあるのが安心してクスっと笑えたのがよかった。
綾瀬まるさんは、描写におびえることもあって
怖いもの見たさの感じで読みました。
なんででしょうね。
深いところで人間心理を突いているのでしょうか。
もう次はないと思いつつ、2冊読んでます。
古内一絵さんの題材は、自分に重なることを感じた作品です。
どこかで誰かがつながっているのは、川本三郎さんの「青いお皿の特別料理」と同じ。
こういうオムニバス形式の作品が好きみたい。
舞台を見ているようで面白い。
そして絵本「たいせつなとき」はオットと二人で読んで
「そうだね」と語り合い大切な時間を過ごした7月でした。