とある国で郵便をはじめたい大臣が
旅の途中の絵描きに切手の絵を何度か描いてもらうけれど
なかなか王様の眼鏡にかなう絵が描きあがりません。
最後には王様が切手の絵を描きますが、、、、
さて、その国で郵便切手が出来上がり郵便事業は成功するのでしょうか?
絵描きが描いた切手の絵は全部で23枚。
その絵のエピソードを聞くとどれもほのぼのとした気持ちになります。
あとがきには安野光雅さんが実際に手掛けた本物の切手が貼られています。
安野さんの作品はどれも緻密でそれでいて優しさのあふれる絵ばかりで、
「旅の絵本」で憧れの国を眺めてはうっとりしたこともありました。
気づくと絵の中の一人になって旅している気持ちになりました。
私捨悟入の安野さんも、
絵本の中のひとりとして
どこかに隠れているように思えます。
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