「海難1890」を観てきました。
映画は1890年に和歌山県串本沖で起きたトルコのエルトゥールル号海難事故と1985年のイランイ・ラク戦争中のトルコによるテヘランでの日本人救出の二つのエピソードで構成されています。 それぞれの史実を深く知らずにいた自分が情けなくなりつつも「真心」というキーワードと「見返りを求めずにただ目前の人を助ける」その勇気と誠意と行動に心うたれた作品でした。
そして、内野聖陽さんはやっぱりかっこよかったです。
夏川結衣さんも”いい仕事”をして存在感がありました。
海難のシーンには目を閉じてしまうこともあったけれど、
名もなき村人たちが救助したのちも誠意をもって
トルコの人々に接する日々の情景がなによりもよくて
人とのかかわりを深く感じる佳い映画でした。
映画館にはトーマスやどらえもんを楽しんだらしき家族連れが
ロビーにあふれていましたが、
この映画には15人ほどしかいなくてちょっとがっかり。
気持ちの押し売りはできませんが、
ひとりでも多くの人に観てほしいと思います。