年末に借りた本の中から、心に残る二冊を書き留めます。
一冊は、梨木果歩さんの『椿宿辺りに』
「身体の痛み」を訴え合う従兄妹の姿から始まる物語。
最初は「お正月から読むには少し暗かったかも?」と思いましたが、
気がつけば一気に読了。
まさに梨木マジックです。
怪しげな双子の鍼灸師によって快方へ向かう二人の痛み。
そのプロセスは、不気味さと心地よさが背中合わせでした。
微かな恋の予感もスパイスとなり、
読了後の後味は驚くほど爽やか。
最初に見えた景色とは全く違う場所に連れて行ってくれる、
不思議な読書体験でした。
もう一冊は、有元葉子さんの『生活すること 生きること』
こちらは「共感」という名の読書マジックにかかりました。
有元さんのような方でも「ジムに行くまでが面倒だ」
と感じるのだと知り、「私と同じだ!」と思わず顔がほころびます。
願わくば、この二つのマジックの相乗効果で、
数か月前から私を悩ませている右肩の痛みも、
ふっと軽くなってくれたら、、、。
「四十肩・五十肩」なんて言えないお年頃ですが、、、
痛みは日常のふとした動作で響きます。
物語の魔法で軽くなってくれたなら。
そんな淡い期待を抱いてしまうほど、
心地よい余韻に浸っています。
読書によって「自分だけじゃないんだ」と思える瞬間は、
まさに心のストレッチでした♪