10月24日(金) のこと。
箱根にあるポーラ美術館で開催中の「ゴッホ・インパクト展」へ行ってきました。
平日の午前中にもかかわらず、思いがけない人出にびっくりしました。「ゴッホ」と名がつけば、これほど人が集まるものなのでしょうか。外国の方も多く、日本人だけでなく、誰もが「ゴッホ」を好きなのだと改めて実感しました。もちろん、私もその一人です(^^)
この展覧会は、ゴッホ尽くしの展示というより、フィンセント・ファン・ゴッホのパッションにインスパイアされた画家たちの作品が並ぶものでした。
かつて日本の浮世絵に影響を受けたゴッホ。 そして、時を経て今も日本の画家たちに影響を与え続けているゴッホ。 まるで芸術もまた「輪廻」しているのだと感じた展覧会でした。
ポーラ美術館蔵のゴッホ作品は3点。
・アルル時代の風景画
ヴィゲラ運河にかかるグレース橋(1888年)

余談ですが、、、

オットはこの絵を見て、「錦鯉が泳いでいる」と言って譲りませんでした。
当時のオランダの川に錦鯉いたんでしょうか~???
どう見るか、どう見えるかはその人次第ですから、いいのです(^^)
・サン=レミ時代の自然をとらえた画
草むら (1889年)

・オーヴェール時代の静物画
アザミの花 (1890年)

この三作品を軸に、異なる地域、主題を持つ、ゴッホに影響を受けた画家たちの作品が並ぶという企画力はさすがです。

「何かに挑む覚悟なくしてどこに人生の意味があるのだ」というゴッホの言葉どおり、展示された作品からは、みんなが挑み続けている、そのパッションが強くあふれているのを感じました。
桑久保徹
「フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホのスタジオ」

この作品の一部だけでも独立した作品として完成しているように見えるけれど、 全体は想像上のゴッホのアトリエが描かれています。画家にゆかりのある事象が河畔に集められていて、背景の空の色は「星月夜」のようです。



森村泰昌の映像作品
「エゴ・シンポシオン」
画家自身が二人のゴッホ「フィンセントと弟テオ」を演じている作品です。
その映像の中にも登場する「ゴッホの部屋を訪ねる」

その映像の中に登場する「ゴッホの部屋」に佇む「フィンセント」役の森村氏と、彼の力強い肖像画の存在感が、まさにゴッホの情熱を物語っているようでした。私にとっては、映像作品の「森村ゴッホ」に一番の衝撃を受けました。

すごいなぁ!おもしろいなぁ!芸術って本当に無限です!
37歳という若さで自ら命を絶ったという事実もあってか、ゴッホの絵画は「狂気」「苛烈」「宗教的」「劇的」といった感想を持たれがちで、今なお影響を与え続けています。しかし、その絵の中にも柔和な光や優しさが宿っていることも忘れてはいけません。
上野の東京都美術館で開催中の「ゴッホ展家族がつないだ画家の夢」にもぜひ行ってみたいと思っています。
すこぶる楽しかった「ゴッホ・インパクト展」ですが、これだけで終わらないのが「ポーラ美術館」です。
お楽しみはまだ、続きます♪