ゆる体操の帰り道のこと。

街路樹から漂ってくる桂の、どこか懐かしい焼き菓子のような香りと、
金木犀のきらめくような甘い香り。
二つの香りが秋の協奏曲を奏でているようです。
その豊かな香りを深く吸い込んだ時、
知らぬ間に肩にのっていた心の重さが、
ふっと軽くなるのを感じました。
ただ歩いているだけなのに、
まるで心の中にたまった埃が一気に吹き飛ばされたような感覚。
「ああ、なんて贅沢な時間なんだろう」
そう思うとふさいでいた気持ちはどこかへ消え去ったようでした。
自分の心は自分のもの。
だからこそ、楽しい気分でいたいのです。
楽しい気分でいるのか、ふさいだ気分でいるのか
最終的に決めるのは他の誰でもない自分だから。
「幸せは自分の心が決める」
Hapoさん(母)もよく言っていました。
母もきっと、重い気持ちを引きずり、
持て余していた時期があったのでしょう。
その気持ちに寄り添えないこともありましたが、
それもまた、母自身の心の持ちようで
気持ちを切り替えていたのだと思います。
もちろん、
気に病む根本的な部分が全くなくなっているわけではありません。
でも、
その問題に支配され続けて心の軸が歪んでしまっては、たまりません。
美しい景色や香り、五感で感じるものは、
私たちに幸せをもたらしてくれます。
きっとこの季節のどこかにワタシやあなたの心を
そっと持ち上げてくれるような魔法が潜んでいるはずです。
あなたにとって、気分を切り替える「魔法」は何ですか?