・人生後半、上手にくだる 一田憲子/著
・夜と猫 エリザベス・コーツワース/詩
・たまごの旅人 近藤史恵/著
・言葉の国のお菓子番(2) ほしおさなえ/著
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11月は少な目の読書でしたが、
合間に雑誌や暮らしにまつわるムック本を眺めていました。
読んだ2冊の小説はどちらも30歳くらいの女性が主人公で
仕事に関することを主軸して周りの人々との関りを交えて
成長してくストーリーでした。
若いころの自分に重ねてしまって
その時は気づけない仕事への向き合い方が
懐かしくもありました。
「たまごの旅人」の主人公は旅行の添乗員をしていて
その旅先の国々が魅力的。
・大地の裂け目が見られる「アイスランド・シンクヴェトリル国立公園」
・ロマンティックな街並みのスロベニアのリュブリャナ などなど、、。
行ったことの無い国、聞いたことの無い場所へ想像の旅を楽しんだのですが、
この本の中ではコロナ過のことも書かれていて添乗員の仕事が無くなり人生の「行き先」を悩む主人公が居ます。
コロナを題材にした小説が数多く出版され、過ぎたことのように思ってしまいそうになるけれど、まだまだ続いているのですよね。
「言葉の国のお菓子番」は連歌の会へ参加する主人公が、
毎回その会へお菓子を差し入れします。
そのお菓子がどれも美味しそうなんです。
・西巣鴨 土佐屋の「いもようかん」(←残念ながら閉店されたようです)
・麻布十番 豆源の「豆菓子」(梅落花、焚こうボール、南京糖など)
ね、食べてみたくなるでしょう。
このシリーズは2024年5月に第5巻が出版されています。
ということは、美味しいお菓子が
ぞくぞくと登場するということでしょうか。
でもね、お菓子がメインではなくて「連歌の会」と主人公の仕事のことが本筋ですからね。連歌の集まりの様子が詳しく描かれていて、言葉の楽しみ方の奥深さを知りました。 それは主人公も感じているようで年齢は違うけれど同じ目線を感じたからか、とても興味深く読み進めることができました。
「言葉と甘いもの」
ワタシにとっても、大事なものです^-^
「甘い言葉」には、
ご縁がありません(^^ゞ