悲しくて泣いてもすぐに心晴れた母。
明るく無邪気だった母は、五月の光のなかへ溶けてしまった。
生と死を、光と闇にたとえ易い。
だが母が、闇に沈んだとはどうしても考えられない。
あの人は、白昼光り渡る風になったのだ。
「ふしぎなめざめにうながされて」 岡部伊都子/著
におさめられている「白昼光る」の一文です。
Hapoさん(母)が、
九月の光のなかに溶けて
白昼光り渡る風になって
もうひと月になります。
空を見上げて、
風を感じて
Hapoさんの気配をいつも感じています。
今日も手続きのひとつを済ませてきました。
ノーベル平和賞発表のニュースを見て、
ワタシにも「平和賞」(平穏な時間)が欲しいと
オットにおねだりしてしまいました。
そんなことを言える相手が居るということが
充分に平和なのだと思っています。