先日見た 映画・丘の上の本屋さんを上映している映画館へは
電車に乗って出かけました。 ↓
そのときに見つけた足元のちいさなもの。
ホームに乗車する電車が到着して、ドアが間もなく開こうとしている時に なんとなくドアの下の方を見ていたら外側の桟のところにバッタような虫が乗っていてドアが開くよりも少し早くピョンとホームへ降り立ちました。 周りの人は特に気にとめることなく乗降をしています。 私はその虫の行方が気になって目で追っていたので発車ベルが鳴ってから慌てて電車に乗り込みました。 誰かに踏まれた様子はなかったけれど、その後、バッタ君(?)はどこへ行ったのでしょうね。 乗ってきたのは急行電車だったから次に来る各駅停車に乗り換えるつもりだったのでしょうか。 啓蟄もとうに過ぎて暖かだったその日は虫たちもお出かけ日和だったのかな? そんなことに出会うとそれを俳句にしてみたいと思います。
見たままに思いついたのが「春電車最初に降りた飛蝗かな」
春の句を読みたいと思うのですが、バッタ(飛蝗)は初秋の季語のようです。
こういう時はどうすればいいのでしょうか。
見たかんじはトノサマバッタのようでしたが、その虫は飛蝗ではなかったのかも? 飛蝗と言わずに啓蟄で虫がお出かけしているという感じの句にすればいいのかしら?
俳句は欲張らずに余韻を残したほうがよさそうなのです。
難しいけれどあれこれ考えるのは楽しいですね。
小さい飛蝗に気づいたから得た思いめぐらすひととき。
ちっぽけ。
しがない。
たわいない。
さもない。
ささやか。
ちいさいなかに詰まったいろいろな気持ちを眺めるのは
アソートのクッキー缶を見てワクワクする感じに似ているかも^-^