ノコノオト noko_note

nokoの雑記帳  あれこれつれづれ

今年最初のサプライズ♪

昨日、hapoさん(母)の担当医との面談がありました。

 

病院に到着して、

例のイケメンドクターとさっそく面談と思っていたら、

 

「お母様と面会できますので先に病室へご案内しますね」

と看護師さん。

 

前回は特別に内緒に会えたので、今回もダメもとで会えるか聞いてみようと思っていたら最初から「会える」って言われて嬉しくって涙がホロリ。

 

病室では感染予防のためシート越しでのおしゃべりでしたが顔はちゃんと分かります。

 

私の姿を見て母は、

「誰かと思ったらnokoちゃん? 最初わからなかったけれど、着けているブローチを見てわかったわ。 急に来るんだもん、驚いちゃった。生きていればいいことがあるものね~。もう、nokoちゃんとは一生会えないと思っていたから嬉しいわぁ。 ああ、今日はいい日ね。」と母も涙ぐんでいます。

 

「よかったね~。私もhapoさんに会えて嬉しいよ~。ほんとうによかったね~」とお互いに目を合わせて頷き合います。

 

「もうね、ここからは出られないのはわかっているの。家に帰ればnokoちゃんが大変な思いをするからね。 ここに居ればいろいろしてもらえるからそのほうがいいのよ。 だからね、nokoちゃんはちゃんと自分の生活を大事にしないさいよ。」

 

「そのブローチは自分で作ったの? 前にも見たことがあるわね。」

 

オットが誕生日のプレゼントに買ってくれたものだと伝えると

 

「そう、二人仲良く暮らしているのね。 安心したわ。 オット君にもよろしく言ってね。」

 

病室が移動していて窓際のベッドだったので

隣の公園の森が見えます。

 

緑が見えていいね、というと

 

「そうなの。 木々が揺れるのを見ていると気分がいいのよ。 ところで今日はどうやって来たの? オットくんと一緒? 車で?」

 

ひとりで自転車で来たのよ。

 

「そうなの、大変だったでしょう。 気を付けて帰るのよ」

 

まだ、来たばかりなのに、じゃあねバイバイと言い出しそうなので、なんとか話を続けたくて、あの森の向こうにワタシの家があるんだよ。 自転車で30分くらいで来れるの。

 

「そう、そんなに近いの? 前のマンションから引っ越したの?」

 

ううん。 前と一緒だよ。 

 

「引っ越してすぐの時に行ったあのマンション? 近くのスーパーに一緒に買い物へ行ったわね。」

 

そうそう、ちゃんと覚えていてくれているのね。

 

「ああ、ほんとうに急なんだもん。 嬉しいわね。 手紙もいつもありがとうね。 お返事書かなきゃと思っているんだけれど、書く葉書もないし、看護師さんに言えばなんとかなるとは思うけれどそれも悪くてね。 書くのもしんどいしね。 ごめんね。」

 

返事を書きたいと思っていてくれるだけで、嬉しいよ。 けれど今度の手紙に返信用の葉書を同封するから、気が向いたらお返事書いてみてね。

 

「そうねぇ。書ければいいけれどね~。」

 

面会時間は10分で、あっという間に時間は過ぎて、看護師さんから終わりの声がかかりました。

 

名残惜しいけれど、今日はバイバイね。 また会えるからね。 また会おうね。

「気を付けて帰るのよ~。 オットくんによろしくね。」

じゃあね~ バイバーイとお互いに手を振ってワタシは病室を後にしました。

 

ベッドから起き上がることはできなかったけれど、会話はしっかりしていてワタシのことを心配してくれて嬉しくって涙がでちゃう。

 

「一生会えないと思っていた」が母の辛さを現わしていたなぁとしんみりしてしまいましたが、それでも私を気遣う母の気持ちをありがたく感じます。

 

その後の面談で「自己主張をしっかりなさるお母様」と何度もイケメンドクターが言うくらいですから、低め安定ながらもしっかりと過ごしているようです。

食事量のムラがあるものの高カロリーの補助食品やおやつは完食しているようです。

 

さて、

 

今回の面談は母の現状をふまえ、療養病棟医療保険)から介護病棟(介護保険)への移動の提案でした。 今後も胃ろうを希望せず医療行為がほとんどない母が療養型とはいえこのまま継続入院ができるとは思っていなかったことと、もともとはこの病院の介護医療院への転院を希望していたので空きが出たのならば、その方向でお願いしたいと伝えました。

 

同じ病院内での引越しですが、介護医療院のほうがより暮らすような過ごし方になるようです。 

 

母は、「自分のことなのに周りが勝手に決めてしまう」とへそを曲げることがあるので

引越しの(ベッドで移動するだけですが)際には当日ではなく何日か前に本人に伝えてあげて下さい。 事前に言っても忘れてしまうかもしれませんが、何度か言って急に決まったことではないとアプローチしてあげてください。 と医師と看護師さんに伝えました。

 

「分かりました。 より丁寧にお母様に説明して気持ちよく引っ越せるように努めます。」 とイケメン医師に目を見つめられながら言われてしまうと、ワタシのほうがノックアウトされちゃう気分です。

 

「病棟が変わると担当の先生も変わるのですか?」とお聞きすると

 

「僕がこのまま担当しますが、

 変更のご希望があるのならば他の医師にしますが、、、」

 

 

「いえいえ、このまま(イケメン)先生にお願いしたいと思って

 お聞きしたんですよ」

 

だって、母のほうがイケメン好きなんですもの。

、、、母の心配をしているのか、、心の中でツッコミ満載でした。

 

 

今年最初のサプライズはイケメン医師続行ではなく、

母に直接会えたこと! です。

 

ほんとうに、ほんとうに嬉しくて、いい日になりました。

 

オットからのプレゼントのおかげで会話が弾んだのも嬉しかったことです^-^