横須賀美術館へ行った日は、
そのすぐ近くの観音崎公園駐車場へ車を停めて
先ずは観音崎公園を散策しました。
現在の灯台は三代目で大正14年にコンクリート造で再建されたものです。
その眼前の浦賀水道は3.5kmの狭水道で船舶の輻輳がはっきりとわかります。
浦賀水道 大渋滞!
観音崎園地と呼ばれるエリアの磯に下りて散策します。
日陰の風がぬける場所で持参のお弁当でランチタイム♪
行き交う、船、飛行機、トンビを眺めてまったり。
こういう時間をオットと過ごせて幸せだな~とニンマリ。
遠くに見える平たくて細長い島はかつての砲台?とオットに聞くと
「東京湾第一海堡跡だよ」と教えてくれます。
その写真を撮っていたら肉眼では見えなかったヨットの帆のようなものが
端っこに写っていました。
写真を見てもらって「これは?その跡地に建っているものなの?」
「いや、角度でそう見えるけれど、近くのあるものが重なって写ってるのだと思うよ。
でもその建物が何かはわからないな~。」
なんでも知ってるオットでも分からないときは、
グーグルさんに助けてもらいます。
地図上で探してみると、ありましたよ。
違う角度の写真では海にぽっかり浮かんでいる巨大帆船のようです。
こんな人造物が東京湾に浮かんでいる(浮かんではいませんね)って
なんだか、すごいというより恐ろしくも思えてきました。
と言いつつ、
あの道を通って千葉へも行きたいなぁ~と思っています。
向いの房総半島にも観音様が!
「東京湾観音」大坪山に建つ高さ56mの観音像です。
今いる「観音崎」は観音と名がつくものの
こんなに大きな観音像はありません。
観音崎の名前の由来になった観音様が祠に祀られています。
もとは741(天平13)年に行基上人がこの地で悪さをしていた
大蛇を退治し十一面観音を祀ったことが地名の由来とされています。
その観音像は焼失し、
いまの観音様は市民有志で復元されたものだそうです。
小さくてもこの地を大事に思う地域の人たちの
大きな思いが伝わってきました。
横須賀美術館・谷内六郎館にも観音埼灯台の絵が展示されていました。
この絵が描かれたころも今も大事なシンボルなのでしょうね。
「けど今はね、
あの東京湾海上交通センターが海の保安を管理しているから。
観音埼灯台や、観音像より大事なのはあれだからね。」
と、夢の無いことを言って締めくくってくれたオットでした(^^ゞ