あ~ 楽しかった!
楽しくってワクワクして興奮冷めやらぬです♪
女子美ならではの学生の制作ノートの展示が
なんとも素晴らしくて 見入ってしまいました。
注染を制作したある学生のノートには
二つの藍が混じってしまったことを反省することが
書かれていましたが、それに対して
「混じって成功!」と嬉しい言葉を返しています。
「失敗してもいい。楽しく彩ればいい。」
教鞭をとられていたころも今も「楽しくなくちゃっ♪」が
大事なキーワードのようです。
柚木先生のコメントが書かれた交換日記のような
制作ノートは学生さんたちの宝物になったことでしょうね。
展示室の一角で上映されていた柚木沙弥郎さんの
インタビュー映像での心に残ったことばたち。
工芸、美術、アートと分類しない。
時々つくったんじゃあうまくいかない。
続けないとだめ。
自分が本当につくりたいものをつくるというのが
いいと思うんだ。
面白いと思わないと面白くない。
どう見るか。
がさっと置いているのに綺麗でしょ。
(空き箱に入っているリボンや、チョコレートの包み紙、
空き瓶や空き箱などが雑多に置いてある部屋の中を指さして、)
こういうものを美しいと思うかどうか。
日常生活の中に出てくる自然の面白さに注目する。
自分が楽しいといろいろと作れるでしょ。
何が仕事か、なにが楽しいか、日常が続いている。
インタビュー映像の中にも登場していたリボンたち。
かわいいなぁ、キレイだな^-^
染色のための 糊へらや木しゃもじ、刷毛などの道具たちが
柚木さんデザインと共通するようなレイアウトで
展示されているのも心憎い演出でした。
「80歳から自由になった」
オマージュしたかのような作品が並ぶ。
単色のおおらかなパターンは自由を表現しているのでしょうか。
展示されている作品たちからも
柚木さんの言葉が聞こえてくるような展示でした。
「長く続けていれば、名を成すことができる。
そのためには長生きすることだね。」
と学生たちに話していたというエピソードもありました。
ご自身がそれを実現されています。
100歳おめでとうございます。
素敵な展示をありがとうございました。