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nokoの雑記帳  あれこれつれづれ

名建築でお茶を ~ 住友家俣野別邸

テレビドラマ「名建築で昼食を」を真似て俣野別邸

「お茶を」してきました^-^

 

内苑の芝庭から母屋、南棟を眺める。

 

 

 

いちごとベリーのケーキ、桃のタルトを飲み物のセットで、

お庭を眺めながらのんびりと頂きました。

 

 

喫茶室として使われているかつての居間の

2本の赤い柱が部屋のアクセントになっています。

 

居間に続く食堂の天井板と照明は、和の雰囲気でした。

 

喫茶でのんびりしましたが、建物探訪を続けましょう。

 

こちらは、正面玄関。

 

玄関ホールのシャンデリアと階段。

 

 

2階のアール型の窓からは180度の眺望を楽しめ

天気がいいと富士山を見ることが出来ます。

 

↓この日は、うっすらと丹沢山塊をみることができました。

 

 

南棟の奥の部屋は変った意匠でした。

明り取りのためなのか、ガラスブロックのはめごろし窓。

 

もう一面は、

光ってうまく撮れなかったのですが、

昔の汽車のような窓で、外側は鉄の扉でふさがれています。

なんとなく洋風の蔵のようです。

 

そして、その部屋と母屋へ続く広縁の壁は、

更紗布のタペストリーが掛けられているのかと思ったら、

中壁のレンガが見えるように壁の一部がくりぬかれているようです。

やはり南棟は耐火を意識した作りだったのかもしれません。

 

 

 

事務棟の外れにある書庫は俣野別邸の中で

唯一建築当初のまま残った場所です。

 

 

この俣野別邸は、昭和14(1939)年に

建築家佐藤秀三の設計の和洋折衷住宅で、

16代住友家の別邸として建てられたものです。

 

2004年に国の重要文化財に指定され、

保存と一般公開にむけて2008年1月から修復工事をしていましたが、

工事中の2009年3月に焼失し、指定は解除されました。

 

2016年に横浜市が公園施設として再建し、

2017年に横浜市認定歴史的建造物となりました。

 

現在の建物は資料をもとに保存していた部材を利用して

再建したものです。

築年数は浅いものの、設計や建具や照明の意匠など

往時をしのぶ重厚さを感じました。

 

すぐ近くを国道一号線が通っているものの、

河岸段丘の上に建ち、緑豊かな敷地の中にあるここは、

今も昔も喧騒を忘れられる場所のようです。

 

建物も素敵でしたが、敷地内の庭園もよかったです。

 

その広い敷地のお庭の様子は次に続きます~♪