Hapoさん(母)の介護認定継続の手続きを順番待ちしていたときのこと。
ある方のお話が聞こえてきました。
「息子と住みたくないんです。ひとりで暮らしたいんです。
ほかの子供にその話をしても、ふ~ん、そう でおしまいなんです。」
窓口はよろず相談を兼ねているように思われました。
窓口の人は、
「ほんとうにおひとりで住むと決心なさったのなら
高齢者向けの住宅案内の相談所がA区にあるので
そこでご相談ください。」
一人で住むと決心できないから相談にきたのではないかしら。
現状に不満があるものの、どうしていいのかわからないから
相談窓口に来たのに、また相談窓口を紹介されておしまいだなんて。
相談窓口を紹介することを繰り返されても、
なかなか解決には至らず
結局、改善されず諦めてしまうことのほうが多いのかもしれません。
すべての内容を聞いたわけではないし
本来、聞くべきではなかったのかもしれませんが、
待合のすぐ先での会話でしたから聞こえてきてしまったわけです。
解決ができなくても話を聞いてもらえただけでも
よかったのかもしれません。
けれど、
最初の一歩で訪ねた窓口から、別の窓口へ行かなくても
その先へちゃんとフォローされていけばいいのにと思いました。
そんな風に考えていたら、
このアーティストの7/26のツイートが思い浮かびました。
アーティストのアトリエに飾ってある写真をピンチアウトしていくと
その先の風景へどんどん広がって進んでいきます。
スナップ写真の背景にある
列車に乗っている乗客の
カメラのレンズに映る岬に立つ人が
眺める宮殿に眠る人の、、、、。
内容はまったく異なることだけれど、
こんな風に相談の解決ができていけば
どんなに助かるかと思ったのです。
相談の先の、その先へ。
ピンチアウトした場所が解決内容を表示してくれるようなイメージです。
縦割り行政を見直すと言われて久しいですが、
なかなか解決にはいたっていないようです。
現実になるには、システム開発やセキュリティなど莫大な費用が必要で、
問題がいっぱいありすぎて、それこそどこに相談したらいいのやら、、、
なのかもしれません。
AIを使った相談はすでにあるようですが、
高齢者が使いこなすのは大変そうです。
新設のデジタル庁が
そこのところ、
がんばってくれるのでしょうか。