先日の八島ヶ原湿原では、南の方から飛来する蝶、
アサギマダラ を見ることができました。
光の加減で名前の由来の浅葱色がはっきり写っていませんが、
実物はとてもきれいな薄青色をしていました。
このアサギマダラは、キク科のヨツバヒヨドリなど、
限られた花を求めてこの地に飛来してくるそうです。
私が写真を撮っていると親子4人連れが「あっ! 蝶がいる」と言って
横を通り過ぎて、しばらくするとお父さんだけが走って戻ってきて
「この蝶は珍しいのですか?」と聞かれるので、
「これはアサギマダラと言って、南から飛来してきて、云々、、、」
とお話すると携帯カメラでたくさん写真を撮っていかれました。
そのお父さんを待つことなく3人は先へ行ってしまっています。
「今日は、お父さんの夏休みなんだね~」とオットとこっそり話しました。
地元の新聞にもそのことを紹介する記事が載っていました。
記事を読むと、「東北地方から南下する」とありますよ。
あれ、南から北上してくるのではないのですか?
間違ったことを伝えてしまったのかしら?
いろいろ検索してみると、渡りをする蝶、アサギマダラはほぼ全国に分布していて、
春から夏は南から北へ移動して、移動先で世代を重ねて(繁殖して)秋になると
南へ移動するそうです。
この日見たアサギマダラは北へ行く途中なのか、南へ帰るのか
どちらなんでしょう?
季節的にはまだ北上の途中のような気がします。
渡りの解明は今なお続いているそうです。
この日見たお花は、
などなどです。
こんなにいろとりどりに咲いている花たちには、
目もくれないアサギマダラのようです。